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春の叙勲 群馬県内から66人

 さまざまな分野の功労者に贈られる「春の叙勲」受章者が決まった。県内からは、旭日重光章1人▽瑞宝中綬章2人▽旭日小綬章6人▽瑞宝小綬章7人▽旭日双光章14人▽瑞宝双光章21人▽旭日単光章1人▽瑞宝単光章14人-の66人が栄誉に輝いた。このうち、富岡製糸場の世界遺産登録に尽力し、旭日小綬章に輝いた元富岡市長の岡野光利さん(78)に喜びの声を聞いた。発令は21日付。(柳原一哉)

                   ◇

 □旭日小綬章 元富岡市長・岡野光利さん(78)

 ■製糸場の世界遺産登録に尽力

 豊かな自然が広がる富岡市の一角に立つ富岡製糸場。明治維新の空気を今に伝える赤れんがが上州の青い空に映え、圧倒的な存在感を放つ。

 平成26年6月に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に正式登録されるまでの道のりを市議、市長、そして市民の一人として見守ってきた。

 「当初は登録されるとは夢にも思っていませんでしたよ」

 今でこそ全世界に知られる製糸場だが、「地元ではただ片倉(工業)の工場としか思われていなかった」。

 市政の不祥事をただそうと5期務めた市議から市長に転身したのは22年4月。トップとして市政全般に関わるうちに、製糸場に保存工事を施して後世に残すという市のもともとの方針に疑問を持つようになった。

 「操業を終えたそのままの姿でなければ意味がない。現状維持で登録するのがベスト」と主張し、強いリーダーシップで方針を転換させた。

 「富岡製糸場は日本の近代化の原動力を生んだ原点」。メーカー社員だった経験からも、日本の近代化のシンボルといえる製糸場をありのままに残したいとの情熱は人一倍だった。高齢にもかかわらず、フランスや文化庁へもたびたび出張を重ね、熱意をもって登録を訴え続けた。

 26年4月、1期限りで市長の任期を終えた。直後に文化庁が、ユネスコの諮問機関が製糸場を世界遺産に登録するよう勧告したと発表。そして6月、正式登録が決まった。世界的評価を受け、一躍有名になった製糸場には観光客が続々と訪れるようになった。

 「もし何らかの手を加えていたら、登録は見送られたかもしれない」と、自ら下した決断を振り返る。市長として歴史的瞬間の場には立ち会えなかったが、全力で取り組んだ成果には心から満足している。

 「これまで支援していただいた市民のおかげです」

 そう受章の喜びを語った。

 ◇

 ◆喜びの受章者

 ▽旭日小綬章(6人)    

 大崎  巌72元日本自動車販売協

 会連合会県支部長     前橋

 大塚 武一71元日弁連理事 前橋

 岡野 光利78元富岡市長  富岡

 佐藤 幸夫76元伊勢崎市議  伊勢崎

 寺島 順一71渋川商工会議所会頭 渋川

 矢島 征司77元伊勢崎市議  伊勢崎

 ▽瑞宝小綬章(7人)    

 浅香 浩一78元高知刑務所長  高崎

 小松崎芳春71元横浜地検事務局長 みどり

 高橋  仁70元高崎区検副検事 高崎

 千木良 充70元前橋市消防正監 前橋

 信沢 照雄71元公立高校長 渋川

 二見 秀隆72元県理事   前橋

 水出 正一78群馬工業高専名誉教授 東吾妻

 ▽旭日双光章(14人)    

 金井 康行70元下仁田町長  下仁田

 北川  洋75元桐生市医師会長 桐生

 栗原 章二70元県議   伊勢崎

 佐々木修司71全日本司厨士協会副会長 前橋

 高井 英郎73元県養鶏協会長  前橋

 高橋 基治80元県商工会連合会長 高崎

 塚本 昭次82元藤岡市長  藤岡

 都丸 政行70元渋川市議  渋川

 長井 貞二71全国宅地建物取引業協会連合会理事      高崎

 長坂 喜義75酪農業    高崎

 中野 徳二82県レンタカー協会長 渋川

 星野 完治77元片品村議  片品

 松本 義正77元全国農業協同組合連合会県本部運営委員会委員  嬬恋

 米田 齢穂82元前橋市歯科医師会副会長          前橋

 ▽瑞宝双光章(21人)    

 青木  隆77元公立中校長 渋川

 新井 道憲72元公立中校長 玉村

 板橋 芳郎72元公立小校長 沼田

 市川 周観70保護司    富岡

 宇野 真弘71元陸自第12後方支援隊副隊長         榛東

 大谷 基幸64「かおる園(平和寮)」生活支援員       渋川

 大前 暹二85元学校医   桐生

 奥野 潤一71保護司    太田

 小田切一成80あづま保育園長  高崎

 掛川 陸夫87学校薬剤師  太田

 加藤 光治72元県理事   前橋

 金子れい子64元利根中央病院看護部長 沼田

 坂村  孝82県ボート協会副会長 館林

 清水 文孝63元深谷赤十字病院診断・治療部統括技師長   太田

 周藤  洋75幼保連携型認定こども園ナースリープレスクール園長 藤岡

 永田 仁志71元日本郵政公社職員 太田

 橋本 文夫71元公立小校長 館林

 平石  賢86元東村助役 みどり

 深沢 恵治61元群馬中央病院臨床検査技師長        前橋

 古川 克容74元厚労省雇用均等・児童家庭局育成環境課長  安中

 松井 干城74元公立高校長  東吾妻

 ▽旭日単光章(1人)    

 高橋  知83元県手をつなぐ育成会副会長         沼田

 ▽瑞宝単光章(14人)    

 青木 仁郎70元桐生市消防団長 桐生

 大手栄美子66元「母子ハイツかぶら」母子指導員      高崎

 荻原 京子63元群馬大医学部付属病院看護部長       前橋

 奥木喜三郎74オクギ建装会長  前橋

 恩田 恵子71元調停委員  太田

 佐藤 佳子71元調停委員  前橋

 島田 金寿70元大泉町消防団長 大泉

 原田 光男67元安中市消防団長 安中

 平泉 美春70ふじおか中央こども園副園長         藤岡

 星野 充雄65元片品村消防団長 片品

 宮本 良子70元各種統計調査員 前橋

 矢嶋美恵子63元原町赤十字病院看護部長          前橋

 横田 隆一64元高崎市消防団副団長 高崎

 割田 甚一78元県警事務吏員  前橋

 ◇

 【名簿の見方】氏名、年齢、経歴、現住所(市町村名)-の順。年齢は発令の21日現在。経歴の「元」には「前職」を含む。氏名の字体は、共同通信社が使用中のものを基準とした。敬称略。

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