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空旅、絶景かな 水陸両用機の遊覧飛行スタート 「中海」発着、選ばれる観光地に

 島根、鳥取にまたがる汽水湖「中海」を発着場とした水陸両用飛行機による遊覧飛行がスタートした。松江市の誘致で実現し、島根半島のジオパークや松江城などの景観を空から楽しめる。運航を担当する広島の会社は「山陰の新たな観光事業の拠点にしたい」と意欲をみせている。

 運航するのは、広島県尾道市にある「せとうちSEAPLANES」。長さ10メートルの水陸両用機を使用し、定員は大人6人で、中海西岸の「なかうみスカイポート」(松江市上宇部尾町)を発着場としている。高度500~700メートルの上空から日本ジオパークに認定された島根半島や松江の市街地、宍道湖など絶景を楽しむ約30分の定期コースが設定されている。

 誘致した同市は、中海振興の起爆剤として、今回の水陸両用機だけでなく、船舶も利用可能な桟橋を整備するなど、この事業を全面的に支援。桟橋の近くには、サイクリングを楽しむ人の休憩所も設置され、建物内に設置された望遠鏡で中海の野鳥を観察することもできる。松浦正敬市長は松江観光の展望について「『(観光客に)来てほしい』という受け身の姿勢から脱却し、選ばれる観光地を目指す」としており、今回の水陸両用機による遊覧飛行事業も、その一環となる。

 運航は4月下旬からスタート。10月14日までの土日曜と祝日が運航日で、基本ダイヤは1日4便(出発時間は11時、12時10分、13時50分、15時)。運賃は大人(12歳以上)が1万9千円、子供(2歳~11歳)が1万5千円となっており、特別日には、5千円追加となる。

 運航開始の初日に駆けつけた松浦市長は、島根県内を訪れるインバウンド(訪日外国人客)数が低迷していることもあり「体験型の観光拠点として、海外からの観光客の需要も掘り起こせるのではないか」とあいさつ。

 同社の岡崎剛社長(47)も「(水陸両用飛行機を)観光に利用するだけではもったいない。山陰の人たちの『足』として将来的に幅広く活用していただければ」と事業への期待を高めた。また、悪天候を理由に試験運航が目標の半分程度しかできなかったことをあげ、「やはり台風などの天候が課題」とした上で、「まだまだ(遊覧飛行の)認知度が低いので、PR活動の方も強化したい」と力を込めていた。

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