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川越の「旧山崎家別邸」国重文へ 価値高い和洋折衷づくり

 川越市の「旧山崎家別邸」が国の重要文化財に指定される見通しとなった。国の文化審議会が17日、旧山崎家別邸を含む6棟の建造物を新たな重要文化財に指定するよう柴山昌彦文部科学相に答申した。今後、答申通り指定される運びだ。指定されれば市内の重要文化財の建造物は48年ぶり5件目となる。

 川越市によると、旧山崎家別邸は木造で、川越の老舗菓子屋の5代目・山崎嘉七(かしち)の「隠居所」として大正14(1925)年に建てられた。母屋は2階建ての洋館と蔵のほか、平屋建ての和館で構成し、歴史的価値の高い和洋折衷づくりとなっている。床面積は192平方メートルで庭園も含めれば約2300平方メートル。庭の東側には茶室もある。大正時代に活躍した建築家の保岡勝也が設計したという。

 山崎家は天明3(1783)年創業とされる菓子屋を営み、4代目・嘉七は明治11(1878)年、地元の「第八十五国立銀行」の創立に関与するなど当時の川越経済界を主導する存在だったとされている。

 旧山崎家別邸は平成12年に母屋などが市指定有形文化財に指定され、23年には庭園が国の登録記念物に登録された。28年4月から一般に公開されている。

 同市の川合善明市長は答申を受け、「蔵造りで知られる川越にさらに魅力的な要素があると知ってもらう良い機会になる。貴重な建造物を大切に保存管理し次の時代に受け継ぎたい」とのコメントを出した。(飯嶋彩希)

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