PR

地方 地方

サクラエビ春漁水揚げ50トン止まり 加工業者、価格高騰を懸念 静岡

サクラエビ漁の関係者らが集まり第3回情報連絡会の会合が開かれた=16日、静岡市清水区(石原颯撮影)
サクラエビ漁の関係者らが集まり第3回情報連絡会の会合が開かれた=16日、静岡市清水区(石原颯撮影)
その他の写真を見る(1/2枚)

 サクラエビの春漁の漁期が終盤に差しかかってきた16日、静岡市清水区の由比漁港で第3回の情報連絡会の会合が開かれた。会合には県桜えび漁業組合や県桜海老加工組合連合会の幹部ら8人が出席。初の禁漁区を設けた春漁の水揚げ量が約50トンにとどまっていることなど苦しい状況が報告された。

 会合は非公開で行われた。県の担当者によると、春漁の現状が報告され、有識者の意見を交えながら今後の漁の在り方などについて意見を交わした。加工業者からは価格高騰に対する懸念も出たという。

 春漁は16日までに11回出漁。条件を満たす群れが見つからず水揚げゼロの日もあったという。記者会見で県桜えび漁業組合の実石正則組合長は「当初からそれほど揚がらないと思っていたが、厳しい状況だ」と苦渋の表情。厳しい自主規制に加えて、海中の水温など漁に適した環境が整わなかったという。今後は群れにおける産卵エビの比率などを確認しながら慎重に操業を続ける方針を示した。漁期は来月5日まで。

 サクラエビ漁をめぐっては、昨年の春漁で漁獲量が312トンと例年の半分にも満たず、危機感を持った県桜えび漁業組合は秋漁から初の自主規制を設けた。秋漁は結果的に出漁日ゼロだったが、今年の春漁でも自主規制を実施し、資源回復を図りながら漁を行っている。

 春漁の自主規制ではサクラエビの主な産卵場である駿河湾北東部を禁漁区域としたほか、卵を蓄えることで頭が黒くなることから「頭黒」と呼ばれる産卵エビが3分の1以上、確認された群れには投網しない-などの規定を設けている。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ