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国際靴職人コンクール たつのの菅野さん金賞 「地元の皮革技術PRできた」

国際靴職人技能コンクール紳士靴部門で金賞を受賞した菅野光広さん =たつの市
国際靴職人技能コンクール紳士靴部門で金賞を受賞した菅野光広さん =たつの市

 世界の靴職人が技術を競う大会「国際靴職人技能コンクール」で、たつの市揖保川町で靴工房MAMMA(マンマ)を営む菅野光広さん(37)が手がけた紳士靴が最優秀の金賞に選ばれた。創造力に富んだ職人の技と、高品質なたつの産皮革とのコラボが世界最高賞の栄誉に輝いた。

 菅野さんは同町出身。15歳のころから神戸市内の靴工房を見学するなど革靴製作に興味を持った。県立龍野実業高校(現県立龍野北高校)を卒業後にドイツに渡って約4年間修業し、現地で靴職人の国家資格「ゲゼレ」を取得。平成16年に帰国し、メーカーでの勤務後、20年に故郷のたつの市で工房を設け、オーダーメードの靴を作っている。

 ドイツで今年3月に開かれた国際大会の紳士靴部門で金賞を受賞した作品は、たつのの皮革業者の協力でオランダ産の牛革材料を使って約1週間で製作。1枚の皮で形成した「ホールカット」の仕上がりのほか、ワインレッドから黄色に変わる段階的な色合いの染色技術、靴底との縫合製法などが高く評価された。

 菅野さんの製作は、最初に足型を石膏(せっこう)で取って中敷づくりから開始。一人一人で微妙に異なる土踏まずの高さなどを調整し、中敷を基本に足を包む革の柔らかさも厳選して裁断、木型にあわせてミシンで縫い合わせる。できあがった靴は履いていることを感じさせないほど軽く歩きやすいと好評で、たつの市のふるさと納税返礼品(50万円以上)にもなっている。

 今回の金賞受賞は、3年前の同コンクール婦人靴最高名誉賞・金賞に続く快挙となった。たつの市役所で15日、山本実市長に受賞を報告した菅野さんは「たつのが誇る皮革の技術を世界にPRできた。今後もこだわりの靴を製作し続け、オーダー靴の価値を高めていきたい」と抱負を話した。

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