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熊本地震で犠牲の息子思い田植え 遺族と児童ら交流

大和忍さん(右から2人目)と田植えをする児童
大和忍さん(右から2人目)と田植えをする児童

 平成28年4月の熊本地震で犠牲になった熊本県阿蘇市の大和晃さん=当時(22)=の両親が、農作業で晃さんと一緒に種もみをまいた稲を育て続け、6日、熊本市の小学生たちと田植えをした。

 熊本市立白坪小の児童や保護者ら約50人が参加した。地震翌年に母の忍さん(51)に、晃さんの好きな花を尋ね、学校で育てたキバナコスモスを、晃さんが犠牲となった阿蘇大橋崩落現場に供えた。これがきっかけで、忍さんや父、卓也さん(61)との交流が始まった。

 今年4月、卓也さんは「晃が結びつけてくれた出会いを大事にしたい」と田植えに誘った。この日は阿蘇市内の田んぼで、はだしになった児童が横一列になり、卓也さんや忍さんに教わりながら苗を植えた。

 小学6年の津末麻衣さん(11)は「ご両親にとって大事な苗だと思い、一つ一つ丁寧に植えた。自分の命や家族を大切にしようと改めて感じた」と話した。忍さんは「小さい頃に田んぼでよく遊んでいた晃と重なった。子供の存在がつらい瞬間を忘れさせてくれている」と涙ぐんだ。

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