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「思い変わった経緯知りたい」 相模原殺傷月命日、関係者ら献花

 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が刺殺されるなどした事件の初公判が来年1月8日と決まった。日程が明らかとなってから最初の月命日となった26日には、午前中から地元住民や福祉団体の関係者らが献花に訪れたほか、本村賢太郎新市長も献花に訪れた。一方、事件現場となった施設は現在建て替え工事が進められており、年度内にも下される判決に関心は移りつつあるが、関係者からは「被告の(採用当初の)思いが変わった経緯を知りたい」との声が漏れてくる。

 事件で亡くなった男性入所者の親族は公判について「まだ参加の形は決めていない」としたうえで、殺人罪などで起訴された元職員、植松聖(さとし)被告(29)に対しては「障害者は不幸ではない。間違っている」などと語る。

 現場では月命日である毎月26日に献花台が設置され、地元住民らが献花を続けている。一方、地元の60代男性は「献花の数も減っている。事件のことが話題に上ることも少なくなった」と風化を懸念する。

 一方、地元住民らでつくる「共に生きる社会を考える会」の会員は毎月1回の献花を続けている。共同代表で元職員の太田顕さん(75)によると、遠方から花や19個のお菓子などを持った人々が訪れることもあるという。太田さんは「26日に人が来ないことがイコール、風化ではないと思う。地元の人が見守り、ささやかながらも発信していく必要がある」と活動を続けている。

 だが、元職員として抱える思いは複雑だ。植松被告は「障害者は生きている意味がない」などと障害者蔑視の主張を展開している。太田さんは「施設に採用された当初、植松被告は仕事に意欲的だったと聞いている。その思いがなぜ変わってしまったのか。その経緯を彼の口から聞きたい」と公判の傍聴を望んでいる。

 他方の植松被告は今月10日、横浜拘置支所(横浜市港南区)で産経新聞の取材に応じた。自身の考えに変化はなく、「分かる人は自分の考えを分かってくれている」と主張。公判時にも同様の主張を展開するとみられている。

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