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全国初、AIで救急相談 埼玉県が試験導入 スマホで症状入力

 県は18日、AI(人工知能)を活用した救急相談サービスを全国の自治体で初めて導入すると発表した。利用者は24時間365日、スマートフォンやパソコンからチャット形式で気軽に相談できる。19日から5月末まで試験導入し、7月19日から本格運用を始める。これまで県は電話で救急相談に応じてきたが、AIの導入で混雑緩和や最適な救急搬送などの効果が見込めるという。(黄金崎元)

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 県が導入するAIの救急相談サービスは、利用者がスマホで自身の症状などを入力すると、可能性のある症状を回答する。さらに「今すぐ救急車を呼びましょう」「医療機関を受診する必要はない」など緊急度を5段階で判定する。利用者はチャット画面から119番通報できる上、病院に行かなくて済む場合でも自宅で対応できる療法の助言を受けられる。AIは108パターンの症状に分類するという。

 県は平成29年10月から看護師が24時間365日、電話で救急相談に応じるサービスを展開している。大人と子供の相談に分かれ、29年度は大人約6万2600件、子供約9万2800件の実績があった。県医療整備課によると、子供の相談件数は全国で最も多かったという。

 現在、朝から夕方まで相談対応の看護師4人を配置し、夕方から深夜までは最大4人増やして対応している。医療機関が閉まる平日の夕方以降や日曜・祝日は電話がつながりにくくなっており、県はAIの導入で電話による救急相談の混雑緩和につながるとみている。

 同課によると、子供の救急相談のうち、約8割が救急車を呼ぶ必要がない軽い症状だという。AIの救急相談で緊急度を仕分けすることで、本当に救急車が必要な患者を搬送できる効果も見込める。また、若い世代は電話を使わないケースも多く、県はスマホで気軽に相談できるAIの導入で、より多くの利用を促したい考えだ。

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