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星付きシェフうならせろ 広島県が日本酒売り込み 世界的ブランド力の向上期待

広島名物に合わせて開発された日本酒(広島県立総合技術研究所提供)
広島名物に合わせて開発された日本酒(広島県立総合技術研究所提供)

 広島県が平成26年度からフランスの星付きレストランに狙いを定め、名産の日本酒の売り込みを続けている。県職員が渡仏を重ね、5年がかりで現地の取扱業者を開拓。フランス料理に日本酒を合わせることも少しずつ広がっており、県は有名店で扱われることで世界的なブランド力の向上も期待している。

 2月下旬、県内有数の酒どころ、東広島市にフランスの食品卸売「ルデラス」社の幹部らが訪れた。同社はパリで星付きレストランを多く顧客にする。一行は質問も交え熱心に酒蔵を見学した。

 アントワーヌ・ブコモン社長は日本酒がさまざまな料理に合うと指摘。「質が高く職人技の詰まった点もフランス人は関心を持つはずだ」と可能性を感じている。

 県が海外販売に力を注ぐことになったのは、山口県で造られる酒「獺祭」がきっかけ。隣県酒造会社の海外での人気に「広島県産だって売れるはず」という機運が高まった。言葉も文化も違う国への売り込みを各酒造会社だけに求めるのは難しいとの判断から、県庁を挙げて支援態勢を築くことになった。

 職員が営業をかけた業者は数十社に上る。そうやって見つけた現地の業者と、手を挙げた県内の酒造会社9社を引き合わせた。フランスの星付きレストランに狙いを定めたのは一流シェフらの影響力に期待したから。輸出額は少しずつ伸びているといい、県の担当者は「パリでブランド化できれば、ロンドンやニューヨークといった他都市へも波及する」と話す。

 賀茂鶴酒造(東広島市)の欧州担当、末政宏章営業2課長は「1社単独での開拓はなかなか難しい。県には良い機会をもらえた」と語り、今後の展開に期待している。

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