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空海ゆかり橋本・妙楽寺、本堂再建へ寄進募る

本堂が取り壊され、山門(右奥)を残す妙楽寺境内=和歌山県橋本市
本堂が取り壊され、山門(右奥)を残す妙楽寺境内=和歌山県橋本市

 弘法大師・空海ゆかりの橋本市東家(とうげ)の妙楽寺が、老朽化して平成24年に取り壊された本堂再建の寄進を募っている。檀家(だんか)がいない寺で、再建費用が集まりにくいためで、再建後には、本堂取り壊し前に市郷土資料館に寄託した仏像3体を戻したいとしている。

 寺や市教委などによると、空海のめい、如一(にょいち)尼が住んだと伝えられ、鎌倉時代の永仁(1293~99)の頃に再興されたという。かつては東家地区一帯を境内とするほどの規模を誇ったが、焼失被害などを経て規模は縮小したとされる。

 鐘楼門は入り母屋造りの本瓦ぶきで、江戸時代に建立されたとされる。屋根にはシャチホコが施され、2階部分に鐘が吊るされている。木造建築としては市内で唯一の鐘楼門形式の建造物で、市文化財に指定されている。

 これまで寺は、年末に托鉢(たくはつ)をして再建を目指してきたが、あと1千万円程度が必要で、境内には木箱も設置し、寄進を求めている。また寺への親しみも持ってもらおうと、境内でコンサートなども開いてきた。

 取り壊し前には本堂にあった平安時代作とされる木造薬師如来坐像2体と木造大日如来坐像1体が市郷土資料館に寄託されている。

 岩西彰真住職は「本堂を再建できた際には3体に帰ってきてもらいたい」と話している。

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