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自民群馬県連会長選 小渕氏が無投票当選 参院選・知事選で手腕問われる

 小渕優子衆院議員は9日、自民党県連会長に就任した。会長ポストは前任の山本一太参院議員の辞任後、空席となっていたが、同日の会長選で立候補を届け出たのは小渕氏だけで、無投票当選した。任期は2年で、女性の同党県連会長は初。平成26年の元秘書による政治資金規正法違反事件で経済産業相を辞任して以降、表立った政治活動は少なかった。県連会長就任は「復権」への第一歩といえるが、夏に参院選と知事選を控え、早くも手腕が試される。(糸魚川千尋)

 小渕氏は会長就任を受け、コメントを発表。7日に投開票された県議選を「安定多数となる32議席は確保したものの、現職の議員の落選や低投票率など、多くの課題を残した」と振り返った。

 その上で「結果を真摯(しんし)に受け止め、参院選・知事選に一丸となって臨みたい。必ず勝ち抜き、豊かで活力のある群馬創りの先頭に立って取り組んでいく」とした。

 新会長が決まり、県連内には安堵(あんど)感が広がっている。

 夏の参院選群馬選挙区(改選数1)に5選を目指して出馬するとみられていた山本氏は昨年12月、参院選と同時期に行われる知事選へのくら替え出馬を自身のブログで表明した。

 県連幹部や執行部に事前に相談はなかったため、県議団は反発。県連執行部が会長辞任を求める事態に発展した。

 山本氏の指名で笹川博義衆院議員が会長代行を務め、去就が注目されていた現職の大沢正明知事が今年2月に引退を表明。これを受け、山本氏は会長を辞任した。

 会長ポストが空席になる中、参院選群馬選挙区の候補者調整は、清水真人氏が県議から転身し、党公認で出馬することで決着した。

 県議の新しい顔ぶれもそろい、県連は今後、知事選、参院選への動きを本格化させる。そうした中で、注目されるのが小渕氏がリーダーシップを発揮できるかだ。

 小渕氏は12年、急逝した父・恵三元首相の地盤を継ぐ形で同年の衆院選に出馬し初当選。20年には少子化担当相として戦後最年少の34歳9カ月で初入閣を果たし、26年には経産相に起用された。しかし、26年に関連政治団体の政治資金規正法違反事件が発覚し、辞任に追い込まれた。

 その後、目立った政治活動はなかったが、昨年6月には4年ぶりに政治資金パーティーを開くなど表舞台で活動を徐々に再開。昨年の党総裁選では石破茂元幹事長を支持し、県では当選した安倍晋三首相を上回る地方票を集め、存在感を見せた。

 小渕新会長について、県連の狩野浩志幹事長は「初の女性会長で、新鮮さもある。今後大いに活躍してくれると期待している」と語る。

 一方、山本氏も知事選に向けた動きを加速させる。7日には、党本部の推薦依頼を県連に提出した。狩野幹事長は「新執行部が正式に決定してから対応する」としている。

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