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元号「令和」 「言葉の響きがきれい」 万葉集からの出典も好評 千葉

 「言葉の響きがきれい」「平和な時代が長く続いて」-。「平成」からバトンタッチされる新しい元号「令和(れいわ)」が発表された1日、県内の観光地や皇室ゆかりの地などでは、新しい時代の幕開けとなる改元の5月1日に向け、期待の声が寄せられた。(城之内和義、白杉有紗、橘川玲奈、塩塚保)

 ■成田山新勝寺

 明治14年と15年の明治天皇行幸(ぎょうこう)の際に天皇の行在所(あんざいしょ)(仮の御所)に定められるなど、皇室とゆかりが深い成田山新勝寺(成田市)の僧侶で企画課長の中村照丸(しょうがん)さん(55)は「皇太子さまのご即位を前に新しい元号が決まるのは、とてもよろこばしいこと。出典が万葉集の梅花の歌ということで、日本の独自性が表れている元号だと思う。当山には古くから多くの梅の木があり、ご縁を感じる」と話した。

 同寺に花見に来ていた船橋市の大窪(おおくぼ)弘子さん(71)は「意外だった。書くのには慣れが必要かもしれないが、読み方は平成と昭和を合わせたような音の響きで親しみがあり、とてもきれい。平和の『和』の字もあるので、戦争のない時代が長く続いてほしい」と新元号に願いを込めた。

 ■野島埼灯台周辺

 皇太子さまが4歳のころ、天皇、皇后両陛下とともに初めて千葉県を旅行した際に訪問されたという房総半島最南端の野島埼(のじまさき)灯台(南房総市白浜町白浜)近くの飲食店従業員、熊糸久子さん(89)は「皇太子さまがいらしたときに小さなバスケットを持ってかわいらしくお辞儀した姿が印象的で忘れられない。たくさんの人がご一家を一目見ようと押し掛けて、お店のガラスが割れそうなくらいだった。『令和』でも天皇陛下や皇太子さまの思い出を語り継ぎたい」と話した。

 飲食店の店主、星野征一さん(74)は「皇太子さまが遊びにいらしたとき、道路を掃除して日の丸の旗を振りながら、大勢で声援を送り出迎えたのを今でも鮮明に覚えている。『令和』に決まったことはまだピンときていないが、良い時代が来てくれたら」と語った。

 ■千葉駅周辺

 JR千葉駅周辺では千葉市内の会社員、小岩佳子さん(73)が「令和は優しい感じがして、書きやすいのでいいんじゃないでしょうか。今までの新元号の予想になかったと思うので、最もだと思う」と話した。

 同市の絵画講師、竹久秀樹さん(69)も「書きやすいのがいいよね。若い頃は明治時代や大正生まれの大人がいた。昭和も平成も古い年号になりつつある」と感慨深げだった。

 同市の会社員、石川朋美さん(30)は昭和63年生まれ。「昭和のことは覚えていないが、昭和、平成、令和と3つの時代を生きることになる」と話した。

 同市の高校生、村山侑哉さん(17)は「新鮮な感じ。これから『平成の人』と言われてしまうだろうな」と苦笑いを浮かべた。

 ■ディズニーランド付近

 JR舞浜駅(浦安市舞浜)近くで、春休みに東京ディズニーランドを訪れる途中の埼玉県春日部市の大学生、関根仁美さん(19)は「新元号は1週間前からずっと気になっていた。令和は(言葉の)響きがきれい。日本の元号だから、万葉集を出典としたのは、いいことだと思う」と笑顔で話した。

 川崎市の大学生、伊藤海都さん(20)は「新元号の令という漢字は予想外だった。平成は災害が多かった。令和は災害のない平和な時代になってほしい」と語った。

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 ■素晴らしい時代に

 森田健作知事のコメント「新元号が『令和』と公表され、5月の新天皇ご即位に伴い改まることとなりました。残すところ1カ月となった『平成』という元号が、全身全霊をもって象徴の務めを果たしてこられた今上陛下とともに、日本人の心の支えとなってきたように、この『令和』という元号が、新しい天皇陛下のもと、広く国民に受け入れられ、素晴らしい時代が築かれていくことを、620万県民とともに、心から願っております」

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 ■国民として誇り

 熊谷俊人千葉市長のコメント「このたびの改元は、新天皇の即位に向けて事前に公表される初めてのケースとなります。私たち日本人にとって、改元は、非常に大きな時代の節目になることは間違いなく、大変大きな意味を持つものと受け止めています。新たな元号『令和』は、誰もが日本国民として誇りと希望を抱くことのできる、新しい時代にふさわしいものであると実感しています。日本として、新しい時代を切り開いていけるよう、私も行政という持ち場で気持ちを新たにして、職員と一丸となって一層の努力をしてまいります」

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