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新学期は再建校舎で 熊本地震で被災の阿蘇西小児童ら授業心待ち

再建された校舎の教室に机などを運び入れる阿蘇西小の関係者ら=熊本県阿蘇市
再建された校舎の教室に机などを運び入れる阿蘇西小の関係者ら=熊本県阿蘇市

 平成28年4月の熊本地震で被災し、熊本県内で唯一、校外で授業を続けていた阿蘇市立阿蘇西小の校舎が再建された。4月に新しい学びやでの授業が再開され、児童たちは期待に胸を膨らませている。

 阿蘇西小は地盤が沈下し、3階建て校舎などの壁や床が損壊した。児童約140人は、市内の約3キロ北東の統廃合で使われていない空き校舎に移り、地震から約1カ月後に授業を再開した。

 市教育委員会は損壊した校舎の地盤を補強し、2階建てに建て替え、亀裂が入ったプールも造り替えた。

 24日に引っ越し作業が行われ、教職員や保護者、地域住民ら約120人が参加し、空き校舎にある机や椅子などをトラックに積み、新校舎の教室に運び入れた。井上利之校長(56)は「地域の支えがあり、子供たちはたくましく成長できた」と感謝した。

 今月上旬、空き校舎がある地域に感謝する会が開かれた。会の後、この春6年生になる山田聖亜斗君(11)はスクールバスでの通学で早起きに苦労した日々を振り返り、「元の場所での生活が楽しみ」と笑顔を見せた。

 県教育委員会によると、地震で被災した県内の公立小中学校は333校で、4月以降も熊本市や益城町の5つの小中学校は、敷地内のプレハブ校舎で授業を続ける。平成33年3月までに、全ての復旧工事が完了する見通しだ。

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