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「元号を二つ跨いだ旅プラン」 東葛川柳会代表・江畑さん「旅の日川柳」出版 千葉

 ■ユーモア、情感たっぷり190句厳選

 東葛地区の川柳サークル「東葛川柳会」代表で、流通経済大学柏高校講師の江畑哲男さん(66)=我孫子市=が、「旅の日川柳」(四六変形判、128ページ)を出版した。旅をテーマとした川柳190句を掲載。「旅情」と「詩情」をひとつにした新発想で、江畑さんは「読めばますます旅に出たくなり、ますます川柳が詠みたくなる」と話している。(江田隆一)

 高校や中学の国語教師を長年勤めた江畑さんは、川柳の創作にも打ち込み、数多くの作品を書いている。一般社団法人全日本川柳協会副理事長として川柳普及に取り組み、「多忙で旅に行けない人に旅行気分を味わってほしい」との思いが、旅にまつわる川柳を出版するきっかけになったという。

 紹介されている作品は旅を愛する作家などで作る「日本旅のペンクラブ」が、松尾芭蕉が「おくのほそ道」の旅に出発した新暦5月16日を「旅の日」に定めて募集している「旅の日」川柳コンテストの平成28~30年の3年分の入選作約300句から厳選。これに江畑さんの句や、東葛川柳会メンバーの作品を加えた。

 「旅の日」川柳コンテストは、中学生や高校生からの応募が多く、高齢者とはひと味もふた味も違う感覚の作品が多いのが特徴。一方、川柳会メンバーの作品は日頃の鍛錬の成果が発揮された力作ぞろいだ。昨年夏にスタートした紹介作品の選定は年末までかかる作業だったが、「なるほど」と相づちを打つ若者の作品、思わず頬が緩むベテランの作品ばかりで、楽しみながらできたという。

 「旅の日川柳」では、旅の準備から帰宅後まで、190句を時間の流れに沿って掲載している。

 タイムリーな「元号を二つ跨(また)いだ旅プラン」(71歳男性)で旅支度がスタート。「世俗一切圏外に置いて旅」(江畑さん)に出発しても、旅先では「ブログ用名所も料理もまずスマホ」(57歳女性)。

 「せっかくの景色さえぎる自撮り棒」(63歳男性)は迷惑だが、「その土地の美味(おい)しい物を全制覇」(13歳女性)で盛り上がる。

 旅の楽しさは帰宅後も続く。「凝りすぎでどこかわからぬ旅写真」(54歳男性)を見れば、「人生は粋な出会いが待つ旅路」(81歳男性)なことを実感できる。

 「川柳は共感力が命。『うんうん』『なるほどね』の声が漏れ聞こえてくる、そんな川柳を選びました」と江畑さん。そして「旅は楽しい、川柳も楽しい」と、笑顔で話す。

 「旅の日川柳」は1080円(税込み)。問い合わせは飯塚書店(03・3815・3805)。

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