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公示地価 宮城、上昇の勢い増す 青森・岩手・秋田・山形、下げ幅は縮小

東北の商業地で最高価格となった仙台駅前の「仙台市青葉区中央1-10-1」=19日(塔野岡剛撮影)
東北の商業地で最高価格となった仙台駅前の「仙台市青葉区中央1-10-1」=19日(塔野岡剛撮影)

 国土交通省が19日発表した東北6県の平成31年公示地価によると、宮城県で住宅地、商業地が前年に引き続いて上昇の勢いを増し、住宅地は全国2位、商業地は全国5位の上昇率となった。青森、岩手、秋田、山形の各県は住宅地、商業地ともに価格は下落したものの、下げ幅は縮小傾向。福島県では価格は上昇したものの、住宅地の上昇率は前年より縮小、商業地は前年同率の伸びだった。

 ■宮城

 全用途平均は前年比0・9ポイント高いプラス4・2%。住宅地は同3・5%で、ともに7年連続で上昇。商業地は同5・9%で、6年連続で上昇した。住宅地、商業地ともに前年よりも上げ幅が拡大。仙台市で住宅地の上昇率は同5・8%、同市周辺9市町村は同3・0%。半面、その他の市町はマイナス0・6%。格差は前年に比べ拡大した。

 最高価格はともに仙台市青葉区で、住宅地が「錦町1-1-30」で35万5千円、商業地が「中央1-10-1」で362万円。

 ■青森

 全用途平均はマイナス0・5%。住宅地は同0・5%で19年連続、商業地は同0・5%で27年連続で下落したが、いずれも下落幅は縮小。住宅地は青森市で2地点、八戸市と弘前市でそれぞれ3地点が、商業地では青森市や八戸市など6市で計11地点が上昇した。

 最高価格はともに青森市で、住宅地が「浜田2-13-5」で7万3300円、商業地は「新町1-13-4」で19万7千円だった。

 ■岩手

 変動率は全用途が0・5%、住宅地が0・4%、商業地が1・2%の下落。住宅地は18年連続、商業地は26年連続の下落。住宅地は内陸の盛岡市とその周辺の計24地点、沿岸の釜石、陸前高田両市の計3地点で上昇、商業地も盛岡市が上昇し、下落幅は縮小した。

 最高価格はともに盛岡市で住宅地が「加賀野1-15-91」の8万3200円、商業地が「大通2-3-5」の30万8千円。

 ■秋田

 JR秋田駅前の商業地が平成4年以来の上昇に転じた。最高価格は「秋田市中通2-8-1」で1・8%上昇の16万6千円。駅周辺の再開発計画に加え、男鹿のナマハゲのユネスコ無形文化遺産登録なども相まって、回遊人口が増加している背景があるという。

 平均変動率も商業地はマイナス1・3%と島根県と同率の全国45位で6年ぶりに全国ワーストを脱した。全用途平均は同1・3%、住宅地は同1・3%と、いずれも6年連続の全国ワーストだが、下げ幅はともに縮小。住宅地の最高価格は「秋田市保戸野中町2-10」で6万5200円。

 ■山形

 全用途平均はマイナス0・5%、住宅地も同0・1%、商業地も同0・9%とマイナスながら、下落幅はともに9年連続で縮小。工業地は0・5%と2年連続で上昇した。住宅地は山形市をはじめ、子育て世代に人気の高い東根市が17年ぶりに、商業施設のある三川町がそれぞれ上昇傾向。

 最高価格はともに山形市で、住宅地は「東原町2-9-10」で8万1700円、商業地は「七日町1-2-39」で21万1千円。

 ■福島

 全用途平均はプラス1・0%(前年1・3%)で6年連続の上昇、住宅地が同1・0%で6年連続、商業地は同0・8%を示し5年連続の上昇。復興需要は一巡したが、低金利や手頃な物件の少なさで、なお高い価格水準を維持している。

 最高価格はともに郡山市で、住宅地が「堤下町27」の12万2千円、商業地は「駅前1-6-6」の36万1千円だった。

 今回から一部で避難指示が解除された富岡、浪江両町で調査が再開された。

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