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柿渋で消臭・抗菌、赤ちゃんニッコリ 鳥取の会社 間引いた実活用、衣類染色

西条柿を使って染めた商品を持つビッググロウスの森田祐加社長(後列右から2人目)と従業員ら=鳥取市
西条柿を使って染めた商品を持つビッググロウスの森田祐加社長(後列右から2人目)と従業員ら=鳥取市

 鳥取県八頭町特産の西条柿を使い、優しい色合いに染めた靴下やベビー服が人気を集めている。柿渋の消臭、抗菌効果に加え、オーガニック綿で肌に優しいと口コミでヒット。間引いた柿が原料で、農家にとっても救世主になりそうだ。

 製造しているのは、鳥取市の縫製加工会社ビッググロウス。森田祐加社長(38)は「祖母が柿農家で、少しの傷でも出荷できなくなるのを見て、もったいないと思っていた。処分される柿で何か作れないかと考えたのが始まり」という。

 柿生産が盛んな八頭町の農家から、7~8月に間引いた柿を約20トン購入。委託先の工場で搾って熟成、できた濃い茶褐色の柿渋で綿の状態から染めることで、洗濯後も消臭、抗菌効果が続く生地が完成した。

 平成28年、「やず柿のめぐみ柿っ子ちゃん」というブランドを作り、大人用の肌着や靴下を発売。購入者から「足の臭いが消えた」などとうれしい反応が届く一方、柿渋本来のベージュ一色だったため「地味で合わせにくい」との声も。

 消臭効果を損なわずに染色する方法を工夫し、29年には赤やグレーなどの糸を交ぜた商品を完成。30年からはベビー服の販売も始めた。

 ベビー服の試作品を赤ちゃんの肌荒れに悩む知人に試験的に使ってもらったところ、改善の傾向がみられたという。

 森田社長は「柿渋はオムツの消臭にも効果的で、今後は介護用品も開発したい。この事業が農家の収益につながり、柿畑の減少を食い止められたら」と意気込んでいる。商品はビッググロウスのホームページなどから購入できる。問い合わせは同社(0857・54・1136)。

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