PR

地方 地方

人と人つなぐ「食べられる道」 千葉大松戸キャンパス-松戸駅、プランターで野菜や果物栽培

エディブル・ウェイの参加者らと江口亜維子さん(後列右から2番目)、木下勇教授(前列1番左)=松戸市(橘川玲奈撮影)
エディブル・ウェイの参加者らと江口亜維子さん(後列右から2番目)、木下勇教授(前列1番左)=松戸市(橘川玲奈撮影)

 松戸駅から千葉大松戸キャンパス(松戸市松戸)までの道のりにある民家や商店などの前に黒いプランターがいくつも並び、葉を広げた小松菜や大根などが植えられている。路地に食用植物のプランターを並べるプロジェクト、「エディブル・ウェイ」だ。その名の通り、「食べられる道」が約1キロ続いている。(橘川玲奈)

 ◆阿佐ケ谷住宅ヒント

 発案したのは同大学院園芸学研究科の博士後期課程の江口亜維子さん(37)。

 きっかけは東京都杉並区の団地、「阿佐ケ谷住宅」(平成25年に解体)で暮らしたことだ。阿佐ケ谷住宅は緑豊かな共用地があるのが特色で、敷地にはプラムや梅、夏みかんなどが実をつけていたという。

 江口さんは23年3月の東日本大震災を阿佐ケ谷住宅で体験した。都内でも満足に食品が買えない事態に陥った時、団地の住民が自身で育てた野菜を分けてくれた。「ちょっとしたコミュニケーションが心の支えになった」という。

 同じころ、同大院教授の木下勇教授(都市計画学)の講義を聴き、欧米で進められている「食べられる景観」がある都市づくりを知り、25年、大学院に進学した。

 松戸でも阿佐ケ谷住宅のような「食べられる景観」を作れないか-。たどり着いたのが路地に食用植物のプランターを並べるエディブル・ウェイだった。準備期間を経て、26年9月、通学路沿いの住民に声を掛け、6軒の家の前にプランターを設置した。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ