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歩く姿でAIが男女判別 姫路市とグローリーが研究

 姫路市と貨幣処理機メーカーのグローリー(同市)が、街の歩行者を数える通行量調査の自動化に取り組んでいる。撮影した動画を人工知能(AI)で分析して男女判別ができるようになり、実用化されれば国内初。近い将来、人が街角に座ってカウンターを押す作業は必要なくなるかもしれない。

 姫路市は年2回、商店街など35地点で通行量調査を実施。事前に日程を決めて人員配置を計画する必要があり、雨の日を避けたい場合などに日程変更しづらいと指摘されてきた。

 昨年1月、生体認証技術の開発を進めていたグローリーが共同研究を提案。新技術により撮影範囲全体だけでなく、一定の範囲に絞り、そこを歩いた人のみを抽出して数えられるようになった。服装や体つきからAIが男女を見分ける機能もほぼ完成したという。

 同社の亀山博史研究開発センター長は「人が重なって映った際や途中で店舗に入る場合などさまざまな状況に対処できる」と胸を張る。

 昨年10月、商店街で行った8時間の実証実験。調査員2人が数えた通行人は約9500人で、自動のカウントはそれより約800人多かった。2つの結果を詳細に検証すると、後者がより正確だったことが判明。AIで性別を見分ける機能も問題はなかった。

 姫路市などによると、愛知県豊田市は平成20年度から定点カメラで通行量調査を実施しているが、男女の判別は実現していないという。

 自動化は、データの分析などで費用面に課題がある。姫路市の担当者は「設置済みの防犯カメラを活用できれば経費を抑えることが可能になる」と期待を寄せる。

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