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群馬の自転車通学事故割合、高校生は4年連続全国最大 中学生は改善

 交通政策の専門家らでつくる「自転車の安全利用促進委員会」(東京都渋谷区)が発表した平成29年の都道府県別の1万人当たりの通学時事故件数ランキングで、群馬の高校生の件数がワースト1位となった。委員会がランキング結果をまとめ、発表をするようになった26年以来4年連続。28年まで3年連続ワースト1位の中学生は2位だった。昨年1月には前橋市で自転車登校中の女子高生2人が死傷する事故が発生。県は安全対策の強化に乗り出しているが、春の新学期に向けて、より一層の注意が必要だ。 (糸魚川千尋)

 前橋市では昨年1月、自転車登校中の市立前橋高の女子生徒2人が高齢ドライバーの男が運転する乗用車にはねられ死傷した。

 これを受け、県は自転車通学時のヘルメット着用を普及させようと、モニター事業を行うなど安全対策の強化に乗り出している。

 29年の群馬の中学生の事故件数はワースト1位の埼玉の149件に次いで145件で2位、1万人当たりでは26・05件で同じく2位となった。高校生の事故件数は508件で7位、1万人当たりは91・94件で1位となった。

 委員会メンバーで、自転車駐車場整備センター自転車総合研究所の古倉宗治所長によると、群馬は1人当たりの自家用車保有数が全国トップ。通勤通学時の自家用車利用者の割合も全国5位(76・1%)ときわめて高い。中高生の自転車事故は対自動車のケースが約85%を占めるという。

 群馬の中高生の自転車事故の件数は前年と比べて、わずかではあるが減少しており、古倉所長は「広報啓発活動の効果が出始めているのでは」と分析している。

 ただ、中高ともに学年が低くなるにつれて事故率も高くなり、新入生が通学に慣れ始めた5、6月に特に注意が必要だという。

 古倉所長は、「交通ルールをただ教えるだけではなく、理由も併せてしっかりと指導してほしい」と話している。

 また、全国でみると、1年間で発生した自転車事故のうち、中高生が加害者となったケースは全体の約2割を占める。

 委員会は前照灯やブレーキの不良が要因となっている場合もあるとし、90項目以上の安全基準を満たしたことを示す「BAAマーク」を付けた自転車を購入することなどを呼びかけている。

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