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竹田市立中の旧校舎、工房に 芸術家へ貸し出し

旧中学校舎の音楽室で創作活動に取り組む中臣一氏
旧中学校舎の音楽室で創作活動に取り組む中臣一氏

 大分県竹田市が地域おこしとして、使わなくなった中学校舎を工房として芸術家に貸し出す事業を展開している。「竹田総合学院」と名付けられたプロジェクトは、この春で丸5年を迎える。起業したり海外で展覧会を催したり、利用者は学院での創作を足掛かりに、活躍の場を広げる。

 プロジェクトの舞台は、10年前に移転した市立竹田中の旧校舎だ。空き教室を平成26年4月から工房として開放する。1室の使用料は月額5千~8千円。長野県の竹工芸家に、宮崎県の陶芸家…。現在は全国から移住してきた20~60代の男女十数人が、創作に打ち込む。

 大阪府出身の竹工芸家、中臣一(なかとみ・はじめ)氏(44)は、音楽室だった2階の部屋を使う。湿気に弱い竹を保存するには、楽器を保管する環境が最適という。心地よい静けさと、他の芸術家との近さが、新たな作品を生み出す源だ。「作品を探すギャラリー側にとっても、工房が集まっているのは利点ですね」

 竹田氏は、作曲家の滝廉太郎が「荒城の月」の着想を得た地とされる。現在、芸術を生かした過疎化対策を推進する。市の担当者は「人口減少は喫緊の課題。多くの作家が市に定住するよう、活動しやすい環境をつくっていく」と語った。

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