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西鉄の観光列車レールキッチン、「農業王国」の魅力満喫 福岡

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できたての料理を手にする「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」のスタッフ
できたての料理を手にする「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」のスタッフ

 西日本鉄道は11日、今月23日に運行を始める観光列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO(ザ レールキッチン チクゴ)」の関係者向け試乗会を開いた。農業王国・福岡の食材はもちろん、天神大牟田線の沿線の魅力に気付かされる2時間余りの小旅行だった。(中村雅和)

 午後2時7分、西鉄福岡(天神)駅に車両が入った。

 白を基調に、赤い格子模様をあしらったデザインは新鮮だ。外観だけで、非日常への期待感が高まる。

 同20分、列車が出発した。「ジリリリ」。普段のメロディーとは違う発車ベルが鳴る。気分を盛り上げる細やかな工夫だろう。

 「路線には歴史や伝統工芸、それを支える人など、魅力的な資源があります。触れて、食べて、暮らしぶりを体感いただければと思います」。車内にアナウンスが流れた。

 厨房(ちゅうぼう)など車内では、10人ほどのスタッフがてきぱきと動き、待望の料理が運ばれてくる。

 ニンジンとアスパラガス、キノコのロースト。野菜はいずれも福岡県産だ。大きく切り、控えめな味付けで、野菜本来の甘みや苦みを強調していた。

 そうこうしていると、肉の焼ける香りが車内に広がった。

 焼き上がった博多和牛に、有明海産のノリが載る。磯の風味が、柔らかな肉のうま味を引き立てた。

 メインのピザは、八女市産のタケノコや大木町産のアスパラガスを使う。車内の電気窯で焼き、熱々で提供する。もちもちした食感がたまらない。

 車窓の変化も楽しい。最初は都市部、そして住宅街、久留米市を過ぎた辺りから田園風景が広がる。

 倉富純男社長は「思っていた以上だ。西鉄沿線に行ってみよう、見てみようと思わせる起爆剤に育てたい」と語った。

 午後4時44分、出発から約2時間20分かけて、列車は終点の大牟田駅に到着した。料理と景色を楽しんでいると、あっという間に過ぎる極上の時間だった。

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