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【ちば平成史 東日本大震災】(下)浦安・液状化 工事調査合意4100世帯、実施は33戸

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東日本大震災で浦安市の住宅地の道路に水があふれた(浦安市提供)
東日本大震災で浦安市の住宅地の道路に水があふれた(浦安市提供)

 ■市域86%で被害

 平成23年3月11日に発生した東日本大震災により東京湾に臨む浦安市は、市域の86%で液状化の被害を受けた。被災したのは約3万7千世帯の約9万6千人。住宅が傾き、上下水道は寸断され、断水で自宅の風呂やトイレが使えない日々が続いた。

 舞浜3丁目地区に住む50代の男性は震災発生当時、仕事で東京都内にいた。交通網が遮断され、ようやく自宅にたどり着いたのは翌日の朝。「道路が波打ち、泥が噴出していた。玄関から入って階段を上ろうとしたら、バランスを崩した。『なんだ。これは』と驚いた。後日調べたら家が2・7度傾いていた」と振り返る。

 だが、住民たちは屈しなかった。協力して道路の土砂を除去。専門知識を持つ住民が特別チームを編成し、独自に被害調査や液状化対策の研究を進めた。

 男性は「住民が助け合った。共生というDNAがふつふつと湧き起こった」と語る。

 ■長期間の騒音判明

 市も市街地液状化対策事業に乗り出す。機械で地中にセメントミルクを噴射して改良体(クイ)を作り、地盤を強化していく「格子状地盤改良工法」を採用。工事の事前調査に合意した16地区(約4100世帯)を対象に地区ごとに工事費を算出した。

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