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【統一地方選】野党党首が相次ぎ来県、支持訴え 自民1強阻止は厳しく 埼玉

 統一地方選前半戦で行われる県議選とさいたま市議選(29日告示、4月7日投開票)に向けて、主要野党の党首が相次いで県内入りし、支持を訴えている。今夏の参院選の前哨戦ともいえ、県内の党勢拡大を目指すが、「初陣」となる立憲民主、国民民主両党の県議選の公認候補者は現時点で計14人。自民党の約4分の1程度にとどまり、県議会で単独過半数を握る自民1強を崩すのは難しい情勢だ。(黄金崎元、川上響)

◆立民・枝野代表

 立民の枝野幸男代表は2日夕、西武新宿線の狭山市駅前で街頭演説に臨み、自民1強態勢を念頭にこう訴えた。「県議会の1強態勢を変えていく一歩を踏み出そうではありませんか」

 党代表という立場で全国各地を回らなければならないだけに、この日は大宮、所沢も駆け足で回り、街頭で支持を呼びかけた。

 ただ、立民が現時点で擁立する県議選の候補者は全52選挙区の約5分の1の選挙区に現職と新人合わせて計10人にとどまる。枝野氏は擁立状況について記者団に「何とか全員当選できるようにしっかりやっていきたい」と意気込んだが、「現状では10人が最大。(今回は)第一歩でホップ・ステップ・ジャンプのホップでもない“助走”」と述べた。

 県内での党勢拡大に関して「空白地域を埋めるには3年、5年、下手をすると、10年がかりになる。むしろ、8年後の県議選でどの程度の候補者を擁立できるかだ」との展望も披露した。

◆国民・玉木代表

 国民の候補者擁立状況はさらに厳しい。低迷する支持率の影響か、県議選の候補者は計4人(現職3人、新人1人)しかいないからだ。先月7日の上尾に続き、同28日に川越で街頭演説した玉木雄一郎代表は、記者団に「まずは現職の議席をしっかり確保したい。一人でも多くの新人を立てられるようにしたい」と語った。今後も可能な限り県内で街頭に立つ考えだ。

◆共産・志位委員長

 一方、県議選で公認候補者14人を擁立している共産党。志位和夫委員長は今月3日、雨が降りしきるJR大宮駅前で街頭演説し、県議選について「現職の5人から8議席以上の獲得を目指す」と強調した。同時に、「県議会は単独過半数を握る自民党が“暴走”している。原発の再稼働を求める決議を可決させたのは47都道府県、全国の市区町村議会で埼玉だけだ。統一地方選で厳しい判断を下そう」と訴えた。

◆揺るがぬ牙城

 県議選をめぐっては、立民と国民が選挙区での候補者調整を行い、相互協力関係を維持しているが、自民の牙城を揺るがすにはほど遠く、自民との対決構図となる公算の大きい1人区は立民の南5区(さいたま市大宮区)と南7区(同市中央区)の擁立に限られる。複数区では共産とも争う構図になる可能性が高い。

 迎え撃つ自民は南18区(新座市)と東6区(白岡市・宮代町)以外の50選挙区に計61人(公認59人、推薦2人)の擁立を決めている。1人区は無投票となりそうな選挙区も少なくなく、無所属の候補者と議席を争う展開が目立つ。

 8日の統一地方選の出陣式には甘利明選対委員長が県内入りする予定で、与野党ともに今後、「春の陣」に向けた動きが本格化しそうだ。

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