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古関裕而・金子夫妻が朝ドラに 地元・福島の活動実る 「本当か」泣き出す市民も

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 来春放送のNHK朝の連続テレビ小説に28日、福島市出身の作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)(1909~89年)と妻の金子(きんこ)が主人公として描かれることになった。ドラマ化をめぐっては福島商工会議所青年部などが5年前から活動しており、「古関先生を世の中や若い人に知ってもらえるいい機会」と喜びを語った。

 古関は夏の全国高校野球大会歌「栄冠は君に輝く」や阪神タイガース球団歌「六甲おろし」、早大応援歌「紺碧の空」、1964年東京五輪の「オリンピックマーチ」などの名曲を作曲。産経新聞社歌を含め世に送り出した曲は5千といわれ、昭和54年、福島市の最初の「名誉市民」に選出された。

 夫妻のなれそめは古関の才能にほれ込んだ金子が文通の末、郷里の愛知県豊橋市から福島に押しかけて始まった。昭和5年、古関20歳、金子18歳で結婚、おしどり夫婦として過ごした。

 ドラマ化を求める活動は福島、豊橋両市の商工会議所青年部が二人三脚で進め、署名は15万超、NHKにも陳情に出向いた。大戦をはさみ波乱の人生を過ごした古関夫妻の姿を朝ドラに、次の東京五輪が開催される2020年にというのが共通の思いだった。

 NHKでは「昭和という激動の時代に人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家と妻の物語」としており、要望はかなった形。題名は「エール」で古関役を窪田正孝さんが演じる。

 活動してきた福島商工会議所青年部の西形吉和・福島ガス専務は「本当に決まったのかと、びっくりした。泣きながら電話してくるメンバーもいた」と喜びを隠しきれない様子。そのメンバーは「難しいと思ったけれど、諦めずに続けてきて本当によかった」とむせびながら語ったという。

 福島市の木幡浩市長は「古関さんは激動の昭和で音楽によって人々を励ましてきた巨大な偉人。福島の人という点をしっかりアピールし音楽による街づくりを進めたい」と笑顔で語った。「市役所の電話の保留音を古関メロディーにすることを考えている」とも述べ、1月に逃した古関の野球殿堂入りについても継続して働きかけていく。

 福島市は東京五輪聖火リレーの出発地で五輪競技でも最初の開催地。復興五輪の象徴といってよく、前回東京五輪にも関わった古関のドラマが加わることで「福島」をアピールする機会にする意向だ。

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