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豊岡総合高生、郷公園にコウノトリ野生復帰の原点「約束のケージ」模型贈る

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完成した「約束のケージ」の模型。生徒らの思いが積み重ねられている=豊岡市祥雲寺
完成した「約束のケージ」の模型。生徒らの思いが積み重ねられている=豊岡市祥雲寺

 ■精密作品、三代かけ完成

 国の特別天然記念物、コウノトリの野生復帰の原点になった「約束のケージ」の模型が27日、製作にあたった県立豊岡総合高校の生徒から、豊岡市祥雲寺の県立コウノトリの郷公園に贈られた。三代かけて完成させた精密な作品で、生徒らは達成感を胸にしていた。

 同市野上のコウノトリ保護増殖センターに昭和40年に作られたドーム型の「第1ケージ」。平成元年に初繁殖に成功し、「いつか大空に帰す」という飼育員の思いから、「約束のケージ」と名付けられた。中心部は高さ約8メートル、直径約20メートルで、22年まで使われた。

 模型作りは「移動展示できる資料にしたい」と郷公園が同校に持ちかけた。環境建設工学科の3年生が代々作業することになり、28年秋に実測をし、昨年度は100分の1の模型を寄贈。今年度、最終段階の30分の1サイズを仕上げた。

 完成したのは縦64センチ、横90センチで、約束のケージの周囲には人工巣塔や飼育員が詰めた管理事務所などもよみがえらせ、満開のサクラで彩られている。ケージの中にはつがいのコウノトリもいて細かい。

 この日は同科の7人が訪れ、郷公園から感謝状を受けた。ケージは銅線で形作られ、ハンダ付やドーム型にするのが難しかった-という。田村拓実さん(17)は「先輩たちの思いを受け継ぐことができて達成感は大きい」と笑顔を見せた。元飼育長の松島興治郎さん(77)は「野生復帰の原点になった往時の姿を忠実に伝えている。感慨深い」と振り返っていた。

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