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忍野「森の中の水族館。」でマミズクラゲ国内最長534日展示 「努力続け頑張った」

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 県立の「森の中の水族館。」(忍野村忍草)で飼育する淡水産の「マミズクラゲ」の連続展示が25日、534日(展示初日含まず休館日含む)となり、国内最長記録を更新した。

 クラゲを繁殖させる前のイソギンチャクのような「ポリプ」という段階が水質など環境変化に弱く、マミズクラゲの寿命は3~4カ月と短い。このため、途切れなくクラゲを繁殖させることは難しいという。

 同水族館は25日、中丸輝江館長が会見し、「スタッフが力を合わせて研究や努力を続け、失敗にもめげずに頑張ってきたからこそ達成できた」と話した。

 日本動物園水族館協会の所属館で、マミズクラゲの連続展示は滋賀県立琵琶湖博物館(草津市)の533日が国内最長だった。

 「森の中の水族館。」によると、マミズクラゲは淡水にだけ住み、県内では河口湖で見つかっている、だが、水質変化に敏感で、毎年同じ湖沼で見つかるとは限らないという。「ポリプ」の段階で一定の水温や水質が維持できないと死んでしまう。

 同館は平成25年から、周辺でポリプを採取。ポリプが分身を作っていく「無性生殖」のクラゲを期間限定で展示。27年には河口湖と愛知県の貯水池で採取したポリプを167日間展示した。

 研究でポリプが最も好む水温を探り出したことで、現在、3つのビーカーで展示中のクラゲは、昨年9月9日から飼育が継続され、直径5ミリほどのクラゲ約20匹の繁殖に至った。

 羽生純リーダーは「ポリプを育てるシャーレに雑菌などが入らないようにし、温度を一定に保つことが重要」と振り返る。「今後はオスとメスをそろえ、無性生殖より困難な受精による有性生殖にも挑戦したい」と抱負を語る。

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