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激辛ハバネロソフトで風評払拭を 福島・平田「日本一辛い村」

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中南米原産の激辛唐辛子ハバネロを使った「ハバネロソフト」
中南米原産の激辛唐辛子ハバネロを使った「ハバネロソフト」

 平田村にある「道の駅ひらた」で、中南米原産の激辛唐辛子ハバネロを使った商品が話題となっている。東京電力福島第1原発事故で地元野菜への風説をきっかけに農家が栽培。粉末で真っ赤に染めたソフトクリームが人気を呼び、県外客も増え、風評払拭に役立てたい考えだ。

 原発から南西に約45キロ離れた平田村では避難指示は出なかったが、風評が立ちアスパラガスなど野菜の売り上げが低下。農家の生産意欲を保とうと、駅長の高野哲也さん(58)は自らも含む人件費を削り、売れ残った野菜を買い上げ続けた。

 そんな中、3軒の農家が「赤色の見た目がかわいらしい」という理由でハバネロに着目、本格的に育て始めた。しかし店頭に並べても辛すぎて売れない。みそやレトルトカレーも販売したが、売れ行きは伸びずハバネロは余る一方だった。

 「ハバネロをたくさん使える商品はないだろうか」。この発想で平成27年に生まれたのが「ハバネロソフト」だ。最も辛い「地獄級」を完食できれば無料。会員制交流サイト(SNS)などで広がり、関東や東海地方などからも挑戦者が訪れるようになった。

 これまでの完食者は約300人。完食率は9割ほどと高く、涙を流しながら意地で食べきる人、簡単に平らげる人などさまざまだという。作るのも一苦労で、ゴーグルとマスクを着け、段ボールの囲いの中で慎重に粉末をふりかける。

 現在ではハバネロ農家は12軒に増加。26年に1キロ250円だった買い取り価格も、30年は470円に引き上げた。「日本一辛い村」を名乗りPRを続けるが、主力はアスパラガスなどの野菜というのは変わらない。高野さんは「ハバネロはあくまで広告塔。これをきっかけに平田村に興味を持って、野菜を買いに来てくれる人が増えてほしい」と話した。

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