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「ゆるキャン△」消費に沸く峡南 総額8500万円突破 山梨

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登場キャラクターの誕生日を祝うイベント=平成30年9月29日、身延町常葉(町提供)
登場キャラクターの誕生日を祝うイベント=平成30年9月29日、身延町常葉(町提供)

 ■イベント盛況…宿泊にも波及

 峡南地域に暮らすキャンプ好きの女子高生の日常を描いた漫画「ゆるキャン△」(あfろ作)関連のイベントについて、山梨大と山梨中銀経営コンサルティングが共同調査で消費総額8500万円を突破したと推計した。約1年前のアニメの放送開始から、作品に登場する地域を訪れる人が増え始めたほか、昨年4月以降に5回実施された地元のイベントに、計約6200人が参加したとしている。(松田宗弘)

 調査は昨年11月3日、身延町内で行われた音楽祭の参加者600人と、身延町民150人に実施。計588人から得た回答を基に、効果を推計した。県や地域のイベント関係者への聞き取り調査も加えた。

 交通費、宿泊費、飲食費、土産物代など音楽祭参加者の一人当たりの平均消費額は、参加者の8割を占める県外在住者が1万8001円、県内在住者が9715円だった。

 県外在住者は、平成29年の県平均の観光消費額(一人当たり1万2851円)を4割近く上回った。

 山梨中銀経営コンサルティングの岡本新一・経済調査部長は「冬の観光客や通年で外国人客が少ない峡南地域の観光振興に期待ができる」とアニメによる集客効果を強調した。

 作品の舞台を訪ねる「聖地巡礼」についても、「滞在時間が長いキャンプを促し、『聖地』が広域に点在するため宿泊につながりやすい」と説明した。

 一方、身延町民への調査では、「ゆるキャン△」による地域のイメージアップについて、「そう思う」68%、「ややそう思う」30%と高評価だった。また、83%の町民が作品で地域への愛着が「増加した」と回答しており、岡本氏は「『ゆるキャン△』が地域の人々に自信と誇りをもたらしている」と分析した。

 聞き取り調査では、イベントで「地域の連帯感が増した」「世代間をつないだ」「県外へ出た人が応援してくれる」などの声が寄せられたという。

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