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焼失酒蔵の再建願い 青森「つじむら酒店」、被害免れた酵母で限定酒

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「白神のだぐ」を手に「多くの人に飲んでほしい」とPRする辻村大さん=青森県平内町
「白神のだぐ」を手に「多くの人に飲んでほしい」とPRする辻村大さん=青森県平内町

 県内の地酒販売に力を入れている平内町の酒店が、火災で焼失した酒蔵の再建を願い、被害を免れた酵母で造った酒を予約限定で販売する。発酵中のもろみをタンクからすくって濾(こ)し、そのまま瓶詰めしただけの「どぶろく」を彷彿(ほうふつ)とさせる至極の酒。発売元の「つじむら酒店」の辻村大(だい)代表(37)は「この酒を通して被災した酒蔵を応援したい」と話している。(福田徳行)

 家業を通して日本酒に魅了された辻村さんは、県内の酒蔵を巡る中で弘前市にある「白神酒造」の西沢誠社長と出会った。平成19年に白神酒造が造った山廃純米活性濁り酒「白神のだぐ」を販売するなど、酒造りを通して親交を深めてきた。ところが、27年1月、白神酒造で仕込み中の酒蔵から出火、甚大な被害を受けた。

 火災発生直後から募金や義援金付きの酒販売などの支援をしてきた辻村さんだが、他にできることがないか思案をめぐらせていた。そのうち、火災前の蔵の菌を引き継ぎ、仕込んだ酒の中に酵母が生きているのではないかと考えた。

 「もう一度、白神のだぐを世に出したかった」

 辻村さんは県内の研究機関から抽出してもらった酵母を使い、白神酒造が仕込んだ白神のだぐを昨年、約400本を販売した。ラベルは辻村さんの直筆だ。

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