PR

地方 地方

週末は鳥取市用瀬に住んで 大学院生らが交流拠点運営

Messenger

 江戸時代に宿場町だった鳥取市用瀬町で、大学院生らが空き家を利用した民泊施設「もちがせ週末住人の家」を運営、県外の若者に週末に来てもらい地元の人と交流する取り組みを続けている。

 運営しているのは公立鳥取環境大大学院1年で岐阜県出身の岩田直樹さん(23)と同大学4年で東京都出身の松浦生さん(22)。町おこしをテーマに活動していた岩田さんに用瀬の知人から声が掛かったのがきっかけ。2人は用瀬に引っ越し、この施設に住む。「町の一員として活動したかったので、自然な選択」と振り返る。年中行事などを通し地元の人と交流を深めた。

 用瀬町地区は人口約3500人で、ひな人形を流す「流しびな」で知られる。「宿場町の名残があり、外から来た僕たちも受け入れ、応援してくれた。魅力は『人』です」と口をそろえる。

 2人は「僕らが味わった用瀬の良さを同世代、都市部の学生に広めたい」と県外の学生を中心に受け入れを開始。

 平成29年1月には旅館業の営業許可を取得し、民泊も始めた。大学生らは、週末や長期休暇を利用して滞在。

 これまでに用瀬の日常を撮った写真展や、町の名物だった菓子「アンコロマンジュウ」を再現するなど地域の人を巻き込んだ企画を実現させた。

 2月上旬、月に1度の恒例行事「週末なべ部」が開かれた。地元の人たちが食材を持ち寄って会が始まる。

 休みを利用して滞在していた筑波大2年、上原子真衣さん(19)は「昔からの知り合いのように受け入れてくれてびっくり」と笑顔。自分で集めた情報を掲載した冊子の完成を目指し、取材にいそしんでいる。

 近所の松本典征さん(80)は「自分には当たり前のいろりや五右衛門風呂を、都会から来た若者が珍しがるんだよ」とはにかむ。

 松浦さんは「用瀬のありのままの暮らし自体が僕ら世代にとってエンターテインメント。仲間を連れて何度でも味わいに来てほしい」と話した。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ