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女川県民投票条例案 宮城知事、賛否示さず 「権利行使、透明な状態で」

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 東北電力女川原子力発電所(女川町、石巻市)再稼働の是非を問う県民投票条例案について、県は13日、県議会提案時に条例案につける知事意見の内容を公表した。条例案は同日開会した2月定例会で、21日に追加提案される。

 公表された村井嘉浩知事による知事意見は、条例案への明確な賛否には言及せず、大きく2点の課題があると指摘するに留めた。

 取材に対し、村井知事は賛否を明言しなかった理由について、「(直接請求は)県民の権利の行使。議会のみなさんに無色透明なところから議論してもらうべきだと考えた」と説明。賛成か反対かの考えは持っているとした。

 課題を示したことについては「否定するわけではなく、問題点は問題点として指摘したい」と述べた。

 知事意見では「11万人を上回る県民の署名により請求された意義を大変重く受けとめる」との考えを表明した上で、(1)原発の稼働を県民投票で判断すること(2)法律面や事務作業で課題があること-を指摘した。

 (1)について、原子力は長期的なエネルギー需給構造の安定性に寄与する重要なベースロード電源とされ、原発稼働の是非は国が責任をもって判断すべきだと言及。県として再稼働に同意するかの判断にあたっては、多様な意見を踏まえることが必要があるとし、今回の条例案にある「賛成」か「反対」かの選択肢では県民の多様な意思が正しく反映できないと指摘した。

 (2)については、条例案で示された投票資格が公職選挙法の規定と異なる扱いとなり、「これまで行ったことのない事務作業が生じ、市町村や市区町村選挙管理委員会の負担が増す」との懸念を表明するなどした。

 ◆県議会70議案提案

 開会した県議会2月定例会には、総額1兆1103億円となる平成31年度一般会計当初予算案や条例案など70議案を提案した。会期は来月15日までの31日間。

 本会議では天皇陛下のご即位30年の賀詞について議員側から議案を発議。全員起立で可決された。

 村井嘉浩知事は県政運営の考え方などを説明。東日本大震災からの復興について、「創造的復興という名の坂道を登り切り、県民が幸福を実感し、元気で笑顔があふれる宮城を創り上げることが使命」と述べた。

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