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川口いじめ訴訟 いじめではなく遊び 市、第三者委の報告書否定

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 川口市立中学校に通っていた元男子生徒(16)=現在高校生=がいじめを受けて不登校になったのは学校や市教育委員会が適切な対応を怠ったためとして、市側に損害賠償を求めた訴訟で、「いじめ」と認定した市の第三者委員会による調査報告書を市側が否定する内容の準備書面を用意していることが12日、分かった。関係者が明らかにした。(大楽和範)

 準備書面は13日にさいたま地裁で開かれる第4回口頭弁論で、市側が提出する予定。事前に元男子生徒側に提出されている。

 昨年3月策定の調査報告書は「元男子生徒の自宅を加害生徒がスマートフォンで無断撮影し、LINEにあげた事案」について、「法律上のいじめに該当する」と認定した。これに対し準備書面では「元男子生徒が扇動したサッカー部員らとの遊び」としている。

 「サッカー部のグループLINEを元男子生徒だけ外された事案」に関しても、調査報告書は「元男子生徒のみを外す意図が認められ、法律上のいじめに該当する」と結論づけた。

 しかし、準備書面は「グループに女子部員を入れてしまったので、男子部員だけのグループにつくり直す目的で、全員をいったん退会させた。元男子生徒だけを退会させたのではない」と、いじめを否定している。

 このほか、調査報告書がいじめと認定した5事案も否定している。元男子生徒の母親は「確認すれば嘘と分かる内容だ。女子部員の保護者に確認したが、『そもそもグループLINEに入っていない』との連絡があった」と憤る。

 市教委指導課は産経新聞の取材に「13日の公判で市の立場を明らかにしたい」と説明。準備書面は前回の口頭弁論で「認否が十分ではない」と再提出を求められていた。

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