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【茨城県民の警察官 受章者の横顔】ひたちなか署地域課阿字ケ浦駐在所・本田功巡査部長(57)

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 ■地域に溶け込み「不安」解決

 駐在所勤務で最も大切なことは何か。勤続36年を地域警察部門にささげてきた本田巡査部長によると、いかに地域に溶け込むかだという。

 最初は「おまわりさん」「駐在さん」だったのが、市民と関係を築けてくると、親しみを込めて「本田さん」と呼び方が変わる。駐在所勤務の警察官にとって喜びの瞬間だ。最初は戸惑いや落胆の日々だったが、経験を積むうちに地域の人と共に地域を守る「自警団」のような魅力に気づいていったという。

 今、力を入れているのはニセ電話サギの防止だ。毎日の巡回連絡で、直接顔を合わせて警戒を呼びかける。「裁判所からの最終通告書というはがきが届いた」と不安そうに相談にきた人もいた。安心してもらえるよう「心配ない。無視するように」と応じた。

 市民にとって身近な存在だからこそ、ささいな相談を聞くことができる。「飼い犬がいなくなった」「モノがなくなった」。交番に届けるのはためらいがちな「小さな不安」を丁寧に解決する。

 夫が地域を駆け回る間、妻の真由美さんが留守を預かる。けんかや交通トラブルなどで感情的になった市民が駐在所に押しかけてくることもある。「最初は怖かったが、今では肝が据わってきた」と、内助の功に徹している。

 「受章は支えてくれた妻や地域の皆さんのおかげ」と謙虚に話す。「しっかり胸に留めて、地域に還元していきたい」。まさに阿字ケ浦の「番人」のような警察官である。

                   ◇

【プロフィル】本田功

 ほんだ・いさお 57歳。水戸市出身。昭和57年4月に茨城県警察官を拝命。土浦署、日立署、高萩署、笠間署を経て、平成29年4月から現職。家族は妻と2女。趣味は日帰り温泉とゴルフ。

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