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【茨城県民の警察官 受章者の横顔】筑西署交通課事故捜査係・神郡勇人警部補(56)

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 ■事故の捜査「素早く丁寧に」

 「当たり前のことを当たり前のようにやってきただけです」。30年以上、交通警察部門にささげたプロは謙虚に語る。交通事故捜査の際だった実績を持ち、事故当事者への親切丁寧な説明にも定評がある。

 近年、交通死亡事故件数で全国ワースト10以内にいる茨城県。汚名返上のためにも与えられた仕事を確実に行いたいという。常に心がけているのは「自分が事故を起こさないこと」。白バイを160キロ以上出して違反車を追跡することもあり、危険と隣り合わせだ。取り締まり中に同僚が殉職したこともあったという。

 「取り締まりの目的は事故を減らすことにある。まずは自分が事故に遭わないよう細心の注意を払う」と語気を強める。

 事故捜査では、タイヤ痕や衝突時の破片などささいな痕跡も見逃さず、現場の事実と当事者の話を照らし合わせて真相に迫る。管内の交通事故は毎日7、8件は起こるため迅速な処理に努める。未処理の案件がたまれば、事故の被疑者や被害者が不利益を被ることになるからだ。「発生した事故は素早く丁寧に捜査しなければならない」。ベテラン警察官が目を光らせる。

 若手育成にも心血を注いできた。自分が分かっていることを世代の違う者に合わせて教えることは想像以上に難しい。「後進に経験と知識を伝えて、事故防止に少しでもつながれば」と指導に臨む。若手からも「優しい」「穏やか」と慕われる様子から、県民の命を守る理想の警察官の姿がにじみ出ていた。

                   ◇

【プロフィル】神郡勇人

 かんごおり・はやと 56歳。下妻市出身。昭和56年4月に茨城県警察官を拝命。取手署、交通機動隊、水戸署、運転管理課(現運転免許センター)などを経て、平成28年3月から現職。家族は妻と1男2女。趣味はジョギング。

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