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土石流、数百年周期で発生 広島市安佐南区周辺、過去2000年に7回

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 ■山口大が調査

 平成26年8月に大規模な土石流が起きた広島市安佐南区の周辺で、過去2千年に土石流が7回、周期的に起きていたことを山口大の鈴木素之教授(地盤工学)らが地質調査で突き止めた。間隔は各地点の地形や地質で異なり、150~400年。この間、山間部の渓流に土砂がたまっていき、大雨を機に一気に流れ出したとみられる。

 鈴木教授は「災害の履歴を知れば、次の発生までの切迫度が分かる。各地域の周期を知ることで事前の対策にもつながるだろう」と話している。

 調査は土石流が発生した八つの渓流の下流域で行った。地層の構造を詳しく観察し、含まれる放射性炭素から年代を分析。土石流がいつ起きていたかを推定した。

 その結果、26年を除くと、1世紀以降に7回起きていたことが分かった。6世紀以降の5回は複数の地点に痕跡があり、大規模だったとみられる。このうちの3回は、文書にも記録がある大同4(809)年、天文元(1532)年、嘉永3(1850)年の大雨の際に起きた可能性がある。

 鈴木教授らは、平成21年の豪雨で土石流が発生した山口県防府市でも調査し、過去に100~200年の間隔で起きていたとの結果をまとめている。

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