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小山「間々田のじゃがまいた」重文答申 沸く地元、奇祭継承へ一丸

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 文化審議会(佐藤信会長)で重要無形民俗文化財の指定が答申された小山市の「間々田のじゃがまいた」は、住民がワラや竹で約15メートルの大蛇を7体作って練り歩き、池の水を飲ませる儀式を行う奇祭だ。地域で継承してきた独特の行事だが、最近は1万人以上の見物客が訪れる。保存会関係者は「励みになる」と答申に沸いた。

 答申通り指定されれば、国の重要無形民俗文化財は県内5例目。文化審議会の答申内容が伝わった8日夕、市間々田市民交流センター(同市間々田)ではくす玉が割られ、地元関係者が万歳をして喜びを分かち合った。

 五穀豊穣(ほうじょう)を願い、かつては旧暦4月8日に行われていたが、最近は毎年5月5日の「こどもの日」に同市間々田の間々田八幡宮で開催される。7つの町会が1体ずつ大蛇を作り、小中学生も参加して「ジャーガマイタ、ジャガマイタ」とはやしながら大蛇を担ぐ。

 見せ場は大蛇に水を飲ませる儀式。境内の弁天池に大蛇を寄せて水飲みのしぐさをするが、担ぎ手らは池に飛び込んで派手な水しぶきをあげ、アピールする。

 大蛇は各町会が数カ月の準備を経て手作りする。ワラと竹で作った本体をコゴミの葉を覆って仕上げる。軽トラック4台分もあるが、葉が枯れてしまうので仕上げは当日朝に行う。

 子供の頃から参加し、保存会にも関わる同市文化振興課の野口静男課長(60)は「大勢の人が見に来るようになったのは昭和50年代以降」と振り返る。

 平成23年、国の選択無形民俗文化財となり、29年には県無形民俗文化財に指定された。野口課長は「長く続いたのは各町会が張り合ってきたから。いい意味でのライバル心があった」と強調。大蛇を毎年作り替えることで新旧住民の交流の場にもなってきたという。

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