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東京観光の新潟県警機動隊員、線路に落ちた男性救助 訓練の成果、4人で連係

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感謝状を贈られた新潟県警機動隊の(左から)佐藤優巡査、穴沢健人巡査長、金原圭志巡査長、中沢祥太巡査=新潟市東区
感謝状を贈られた新潟県警機動隊の(左から)佐藤優巡査、穴沢健人巡査長、金原圭志巡査長、中沢祥太巡査=新潟市東区

 昨年12月、非番の日に東京都内を一緒に観光で訪れていた新潟県警機動隊の穴沢健人巡査長(25)ら新人隊員4人が、JR日暮里駅(東京都荒川区)でホームから線路に転落した男性を無事救出し、東京消防庁荒川消防署から感謝状を贈られた。県警によると、非番中の活動で隊員が表彰されたケースはあまり例がないという。(太田泰)

 4人は昨春入隊した同期で、穴沢巡査長と金原圭志巡査長(25)、中沢祥太巡査(23)、佐藤優巡査(22)。

 異変に遭遇したのは昨年12月10日の夜。午後9時半ごろ、日暮里駅で4人が電車を降りてエスカレーターに乗っていたとき、中沢隊員がふと後ろを振り返ると、足のようなものが線路上にあるのが目に入った。

 「あれは、人じゃないか…」。すぐさま4人はホームに戻り、70代くらいの男性が京浜東北線の線路上にうつぶせに倒れているのを確認した。

 都内の電車の往来は激しい。「一刻も早くホームに引き上げた方がいい」。4人は救助を急ぎ、中沢隊員ら3人が約1・5メートル下の線路に飛び降りる。誰かが押したらしく、電車の非常停止のベルが鳴り響いた。

 男性は頭からひどく出血し、うめき声を苦しげに上げている。ただ、無理に体を動かすと頭が揺れ、頸椎(けいつい)を損傷する恐れもある。周囲に担架などは当然ない。男性をあおむけにした上で頭と上半身、足を隊員たちが手で支え、できるだけ体を水平に保ち、穴沢隊員が待つホームに押し上げた。

 駆け付けた駅員に事情を説明し、隊員たちは男性の看護に当たった。さらに目撃者を探しだし、男性が足を突然もつれさせて転落したことも分かった。4人は救急車が到着し、男性が搬送されるまで現場を離れなかった。

 日頃の訓練の成果を生かし、危険を顧みない素早い行動で人命救助に貢献した4人。中沢隊員は「機動隊員は持てる能力を、いつ求められるか分からないと実感した。いつ、どこで、何が起きても学んだことがしっかりとできるように、今後も訓練に真摯(しんし)に取り組みたい」と力を込めた。

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