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中本道代さんの詩を「耳で読む」 前橋文学館で企画展 朔太郎賞受賞作「接吻」など展示

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「特大詩集」からは中本道代さんが自身の詩を朗読した音声が流れる=前橋市千代田町の前橋文学館(糸魚川千尋撮影)
「特大詩集」からは中本道代さんが自身の詩を朗読した音声が流れる=前橋市千代田町の前橋文学館(糸魚川千尋撮影)

 優れた現代詩に贈られる「第26回萩原朔太郎賞」(前橋市など主催)を昨年受賞した詩人、中本道代さん(69)にスポットを当てた企画展が前橋文学館(同市千代田町)で始まった。高さ約2メートルのモニュメント「特大詩集」から中本さん本人の朗読音声を聞く「耳で読む展示」が体験できるほか、詩作に使ったスケッチブックや同人誌など約100点も公開されている。4月14日まで。(糸魚川千尋)

                   

 受賞作は「接吻」(思潮社)。全41編で構成され、中本さんの生涯が鮮烈な言葉で表現された作品だ。広島県出身の中本さんならではの原爆の捉え方や、植物の比喩を駆使した言葉遣いが高い評価を得た。

 「耳で読む展示」では、「接吻」など全7冊を拡大印刷した「特大詩集」を設置。耳を近づけると、内部のスピーカーから中本さんの朗読音声が流れる仕組みで、聴覚を通じて詩の世界観に浸ることができる。音声は今回の展示のために録音・制作した。

 「今までにない展示。若い人にも興味を持ってほしい」

 日本近代詩に変革をもたらした前橋市出身の詩人、萩原朔太郎の孫で館長の萩原朔美さんは期待を寄せる。

 会場では、中本さんが詩作で使用したスケッチブック、寄稿した同人誌、愛蔵書、お気に入りの雑貨など約100点も公開。詩作活動がよりリアルに感じられる。本人が提供した写真と詩を組み合わせた映像や、群馬大演劇部員による朗読も上映される。

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