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【黄門かわら版】室内禁煙が進まない地方都市

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 居酒屋チェーン「串カツ田中」が昨年6月、全席禁煙化・フロア分煙化に踏み切った。JR水戸駅近くにも支店がある。周辺では全面禁煙の居酒屋は珍しい。それだけに客入りにどんな影響があるのか興味深い。少なくとも、営業時間中に副流煙の被害にさらされる店員にとっては“朗報”だったに違いない。

 北陸の中核都市で「たばこの吸える喫茶店」と大々的に看板を掲げる店があった。全国各地で受動喫煙対策が進む中、店主の開き直る態度に驚いた。別の地方都市では分煙に無頓着な喫茶店があった。禁煙席は店の一角にお飾り程度にあり、煙が遮断されているわけではない。注文後に気づいたため後の祭りだった。チェーン展開する喫茶店でも油断禁物である。

 また、出張などで地方のビジネスホテルを予約する際、宿側から「喫煙ルームなら用意できる」と言われることがあるが、妥協せずに断る。全国の喫煙者率は下降線をたどり、最近の調査では約18%。つまり、5人に1人もいない。喫煙と禁煙の客室の割合が時代にそぐわなくなっているのではないか。

 東京五輪開幕まで1年半を切る中、海外では屋内における喫煙禁止を打ち出す都市が増えている。来日した外国人は、この国の分煙社会に対する遅々とした取り組みに仰天するだろう。世界に冠たる長寿国の受動喫煙対策が“二流以下”であれば世紀の祭典で赤っ恥である。(日出間和貴)

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