PR

地方 地方

岩手PTSD控訴審 体罰・暴言は「違法」、賠償金を増額 仙台高裁判決

Messenger

 〈宮城〉岩手県立盛岡第一高のバレーボール部の顧問だった40代男性教諭の行き過ぎた指導で心的外傷後ストレス障害(PTSD)になったとして、元部員の男性(27)と両親が県などに計約200万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、仙台高裁は1日、県に20万円の支払いを命じた1審盛岡地裁判決を変更、40万円の支払いを命じた。

 小川浩裁判長は判決理由で、顧問の暴力や人格をおとしめるような発言を認定、「指導とはほど遠く、教員としての裁量を逸脱した違法な行為」と指摘した。行き過ぎた指導でPTSDになったとする男性側の主張は1審同様退けた。

 判決によると、顧問は平成20年11月、青森県への遠征を無断欠席した男性を体育教官室に呼び出して叱責するなどした。

 練習や試合の際、男性の頬を平手打ちしたほか、「おまえのような人間が大人になると社会を駄目にする」「お前は駄馬だ」などと人格を否定するような発言をした。

 男性の父親(62)は判決後の会見で「息子が受けた暴力、暴言が認められたことについては、よい判決だった」と語った。

 この教諭が現在勤務している岩手県立不来方高では、バレー部員だった新谷翼さん(17)が昨年7月に自殺。両親は教諭の行き過ぎた部活動での指導が原因と主張している。

 岩手県教育委員会は「判決内容を精査し、対応を検討する」とのコメントを出した。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ