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新山梨知事に期待と不安 県職員「横内さん見習って」

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 来月17日、4年ぶりの与党系知事として就任する長崎幸太郎氏(50)。県庁職員には期待と不安の声が広がっている。衆院議員を3期務めた政治経験などから、「決断力」が期待される一方、財務官僚出身ということで、実務面で厳しさを求められることへの不安もあるようだ。新知事が職員の人心を掌握し、存分に力を発揮するために、求心力が問われている。 (松田宗弘)

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 「動揺することなく、職務を遂行してください」。長崎氏が当選した翌28日、吉原美幸副知事が幹部らにこう指示した。ある幹部は「選挙後も平静。だれが知事でも行政事務を粛々と行うだけ」と話す。

 庁内からは、長崎氏への期待論が聞かれる。「リニア新駅周辺整備も、総合球技場も、これまでと違い、『決められる県政』に変わるのではないか」

 「旧民主党系の後藤斎知事が続投だったら、国は今後4年間、公共事業などで厳しい姿勢で臨む。長崎知事ならそうはならない」

 「これまでは政策目標が見えづらかったが、新知事はどこを目指すかが明確だ」と指摘する幹部も。

 だが、待望論だけではない。長崎氏は財務省で主計局に勤務しており、「中央官僚の感覚で“エンジン全開”でこられると県職員はつぶれかねない」「こちらの説明に厳しい質問が飛ぶのでは。緊張感がある」といった声も聞かれる。

 長崎氏の初動で参考になりそうなのが、後藤氏の前任で自民系の横内正明氏だ。複数の幹部は当時を振り返り、「組織がうまく動くかは、新知事の人心掌握による」と指摘する。

 横内氏も選挙戦で、前任の山本栄彦氏の政策を批判したが、就任後は「全部否定はしない。一丸となって頑張ろう」と職員に呼びかけたという。

 さらに、出身の国土交通省と交渉し、中部横断自動車道建設の県負担を145億円分減らし、職員の心をつかんだ。県幹部は「長崎さんも同様の公約を掲げており、実現すれば求心力は高まるはず」という。

 長崎氏の選挙対策本部長を務めた自民党県連の森屋宏会長も「長崎さんも4年後に敗れたら困る。みんなの力で支えるチームができるかどうかが重要だ」と指摘する。新知事が県職員をどう味方にしていくか注目される。

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