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福島県産品、海外攻勢を加速 香港で知事、安全性アピール ダボス会議でも日本酒7銘柄PR

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 東京電力福島第1原発事故後、県産品が風評被害に苦しむ中、県による海外攻勢が加速している。24日に内堀雅雄知事が県産食品の輸入停止を続ける香港を訪問し直接、安全性を訴えたほか、スイスで開かれたダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)では、安倍晋三首相も参加した「ジャパン・ナイト」に県産日本酒7銘柄などが登場、関係者の喉を潤した。マレーシアでは富裕層に向け、初の県産無洗米の販売が始まる。

 内堀知事は24日午後、香港の日本総領事館を訪問後、食品業界出身の立法会議員や業界団体会長と会談。県産農林水産物に対する放射性物質のモニタリング検査をはじめとした安全性確保への取り組みや品質の高さ、魅力を訴えた。

 香港への県産農林水産物の輸出は原発事故前は数量ベースで海外全体の約8割を示していた。

 しかし平成23年3月から茨城、栃木、群馬、千葉4県の食品とともに輸入停止措置がとられ昨年、福島を除く4県の輸入停止が緩和された。福島だけが取り残された格好だ。

 内堀知事は25日も香港で輸入規制を所管する食物衛生局長官と会談、同様に訴えるほか、現地のメディアや「インフルエンサー」と呼ばれる強い影響力を持つSNSユーザーを招いたセミナーを開催し、県産品の現状について発信する。

 県産の桃のジュースを販売するショッピングモールも視察し、現地の状況を直接把握する予定だ。

 香港訪問を控えた21日、内堀知事は「トップセールスは重要だ。(現地の)国民とふれあうなかで新しい信頼関係が生まれる」と海外訪問の意義を強調、香港訪問に当たって「福島の今の姿を正確に丁寧に伝えたい」と意欲を見せていた。

                   ◇

 「ジャパンナイト」はダボス会議参加者らに日本文化を紹介するイベント。日本の大手企業や大学など29団体が協賛、各国から約600人が参加した。安倍晋三首相が「日本のソフトパワーをダボスから発信してほしい」と日本酒や日本食の魅力を紹介する中、福島県産品の底力をアピールした。

 安倍首相らが、たるを割って乾杯した奥の松酒造(二本松市)の「あだたら吟醸」をはじめ、県内の7銘柄の日本酒が振る舞われたほか、「若桃の甘露煮」などのつまみ、土産として白河だるまなどが用意された。

 安倍首相は、提供された末廣酒造(会津若松市)の「やまとのこころ」に使われた酒米が、自身の地元の山口県産であることに触れて、会津藩と長州藩の歴史を念頭に、「世界平和を祈りながら、このお酒を飲んでいただきたい」と語った。

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