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仙台母娘いじめ心中 市長「改めて哀悼の意」 市議から厳しい意見

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 仙台市内の住宅で昨年11月、小学2年の長女(8)と母親(46)が無理心中したのは、学校でのいじめが原因だったと父親らが訴えている問題で、仙台市議会の全議員で構成する「いじめ問題等対策調査特別委員会」の理事会が22日開かれ、市教育委員会などが経緯を報告し、市議から厳しい意見が相次いだ。同日、郡和子市長は定例会見で「改めて心から哀悼の意を表したい」と述べた。

 理事会で市教委は昨年7月以降、長女の保護者からいじめについて、電話で20回相談があったと明らかにした。市教委は2回学校を訪問して状況を確認、学校も市教委を1回訪問していたと説明。9月には市教委を訪れた保護者から直接相談を受けたという。

 「市の取り組みに何が欠けていたのか。判定を待っているのでは遅い。具体的な指示があるべきだ」との指摘に、市教委は「現時点で(いじめが原因か)結論を出してないが、各学校の取り組みが適切か自己点検するよう通知している」とし、「調査結果を待たずに不備がないか指示をしていきたい」と述べた。

 文部科学省が平成29年3月に定めた「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン」では、児童らが心身の不調を訴えたり、申し立てがあった場合など「疑いが生じた」段階で調査を開始するよう示されている。

 今回、父親は嘔吐(おうと)や腹痛といった長女の状態を訴えていたとしている。市教委は「疑いが生じた時点で重大事態として扱っておらず、重大事態かどうか判断もしていない」とし、「ガイドラインに沿った対応になっていない」と認めた。

 一方、郡市長は会見で、父親が学校の対応が不十分だったとしていることに、「学校は対応した、(遺族は)十分でない、という乖離(かいり)がある。齟齬(そご)が出ていることは残念だ」と述べた。父親が要望している第三者委員会の設置については「公正な立場で見ていただくことが重要。教育委員会に委ねたい」とした。

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