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技尽くされた「用の美」 香川で伝統工芸展

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 人間国宝を含む全国の工芸作家らの作品を集めた「第65回日本伝統工芸展」が香川県立ミュージアム(高松市玉藻町)で開かれている。来場者は陶芸や染織、漆芸など国内最高水準の技を尽くした工芸品に見入っている。

 同展は工芸分野で国内最大級の公募展で、優れた技術を継承しながら、現代生活に即した新しい作品を生み出すことを目的に開催。全国12会場を巡回し、高松では新春恒例の展覧会として毎年1月に開催している。

 会場には陶芸、金工、木竹工など7部門から、重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品をはじめ受賞作品、四国在住作家の作品など280点が並ぶ。とくに漆芸部門の入選作85点全てを展示するのは、東京と高松会場だけという。

 香川県関連では、県在住作家の作品は18点、県漆芸研究所の修了生など県ゆかりの作家の作品は14点。漆芸部門の辻孝史さん(高松市)によるトンボをモチーフに漆芸家の父との思い出を表現した籃胎存清短冊箱「少年の夏」、染織部門では初入選を果たした山口摂華さん(同)によるネギの花や断面を図案化した友禅訪問着「Until…の時まで」などが注目を集めていた。

 徳島市から陶芸仲間と毎年訪れているという大貝寿子さん(61)は「素晴らしい作品ばかりで感動している。作品づくりの参考にしたい」と熱心に眺めていた。

 同館担当職員は「華やかな作品が揃っている。匠の技から生み出された“用の美”を楽しんでほしい」と話していた。

 20日まで。観覧料は一般610円、高校生以下・65歳以上無料。会期中無休。問い合わせは同館(087・822・0002)。

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