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名作映画で認知症予防 鶴ケ島のカフェ、語り合い脳を刺激

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 鶴ケ島市の「銀幕カフェ」は、高齢者向けに20分に編集した往年の名作映画をコーヒー片手に楽しめる。映像を通して思い出を語り合い、脳を刺激することで認知症予防にも効果があるという。運営会社の剣持昭司社長(89)は「当時のスターや町並みを見て、心身を元気にしてほしい」と話す。

 「初恋の人を思い出すよ」。薄暗い店内で、鶴ケ島市の無職、松岡昭二さん(75)が頬を緩ませた。スクリーンには昭和25年公開の映画「情熱のルムバ」。女優、高峰三枝子さんが歌うシーンが終わると客から拍手が上がった。

 剣持さんは平成27年、沖縄県名護市に高齢者向け映像制作・販売会社を設立。同年代の友人が認知症になるのを見て「何かしたい」と思ったのがきっかけだった。視察した高齢者施設で、入居者が娯楽時間に黙ってテレビを見ている姿を目の当たりにし、「高齢者が能動的に楽しめる映像にニーズがある」と考えた。

 昭和28年以前の作品のうち、「青い山脈」(昭和24年)など、旧著作権法で著作権の切れた約50作品をDVD化。イベントへの貸し出しやインターネット配信を手掛けている。

 思い出を聞いたり話したりすることで記憶を刺激する、認知症の心理療法「回想法」を取り入れ、集中力が続くよう画面に作品名や役者名を表示。感想を語らうことも推奨している。

 カフェをオープンしたのは昨年2月。今後も他地域への出店を検討している。剣持社長は「楽しく病気の予防に取り組む発信基地になれたら」と力を込める。毎週月・火曜営業で、料金は1時間ワンドリンク付き500円。

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