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表千家・猶有斎家元、初の初釜 イノシシの茶道具が彩り添える

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招待客をもてなす千宗左家元(左)=京都市上京区
招待客をもてなす千宗左家元(左)=京都市上京区

 茶道三千家の一つ、表千家の初釜が10日、京都市上京区の不審菴で始まった。昨年2月に第十五代家元を襲名した猶有斎(ゆうゆうさい)千宗左(せんそうさ)家元(48)にとって初めての初釜となる。

 茶室「残月亭」と「九畳敷」には、毎年初釜を飾る掛け物として大事にされる「少庵召出状(しょうあんめしだしじょう)」と利休の孫の宗旦(そうたん)による掛け軸がかけられた。少庵召出状は、千利休の自刃によって一家離散となった千家の再興を求めた徳川家康と蒲生氏郷による書状。また、祝い花の「結柳(むすびやなぎ)」が生けられ、凜(りん)とした雰囲気が漂った。

 午前10時からの第一席を前に、猶有斎家元と而妙斎(じみょうさい)前家元(80)がそろって「おめでとうございます」とあいさつ。裏千家、武者小路千家の両家元や西脇隆俊知事、門川大作京都市長ら26人が列席し、心づくしの一服を味わっていた。

 今年の干支(えと)の亥(い)にちなんださまざまな茶道具も用いられた。イノシシの絵が描かれた大きな扇子をはじめ、千家十職で茶碗(ちゃわん)や水指を担当する土風炉師(どぶろし)の永楽家が初釜のために新たに作った笹と梅にイノシシをあしらった水指や、千家十職の袋師、土田家の新作で猶有斎家元好みのイノシシにまつわる袱紗(ふくさ)などが茶席に彩りを添えた。

 京都での初釜は14日までの5日間。17~20日に東京で行われる初釜と合わせ計2500人が出席する。

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