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茨城県指定文化財に新たに3件 「旧土肥家住宅」「銅造阿弥陀如来立像」「信太入子ノ台遺跡出土蔵骨器」

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銅造阿弥陀如来立像(笠間市教委提供)
銅造阿弥陀如来立像(笠間市教委提供)

 県教育委員会は、県文化財保護審議会の答申を受け、新たに3件を県指定文化財に加えた。今回で県指定文化財は693件となった。柴原宏一教育長は「指定文化財が増えることは地元を見直す良い機会になる。地域の歴史などいろいろな細かい点に興味、関心を持ってもらえる」と期待を示した。(永井大輔)

                   

 今回指定されたのは、国土交通省国営常陸海浜公園事務所(ひたちなか市)所有の「旧土肥家住宅」と、浄乗寺(笠間市)が所有する「銅造阿弥陀如来立像(どうぞうあみだにょらいりゅうぞう)附(つけたり)旧支柱」、美浦村教委所有の「信太入子ノ台(しだいりこのだい)遺跡出土蔵骨器」の3件。

 旧土肥家住宅は17世紀中期ごろの建築と考えられる主屋(しゅおく)と、宝永3(1706)年建築の隠居屋の2棟からなる。県内最古級の主屋と江戸中期の隠居屋の2棟がともに残ることは貴重で、歴史的、学術的価値が非常に高いという。同事務所の担当者は「(国営ひたち海浜公園の)来園者に伝統、文化を伝える活動拠点として保存と活用に取り組む」と話した。

 銅造阿弥陀如来立像は、その形式から中世の信仰世界を伝え、その詳細を示す付随資料として「附(つけたり)指定」された旧支柱の銘文から元禄11(1698)年7月ごろまでに浄乗寺に伝来していたと考えられるという。笠間市教委の担当者は「市の指定文化財だったが、県指定となり大変ありがたい」と喜んだ。

 信太入子ノ台遺跡出土蔵骨器は、8世紀末から9世紀ごろに作られたとみられ、いずれも焼骨が納められていた。火葬を通した仏教の普及や古代氏族のあり方など、古代律令体制下の動向を解明する上で、多くの視点を提供しうる重要な資料だという。美浦村教委の担当者は「発掘時から優れた資料と確信していた」と語った。

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