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女性視点で農業底上げ 18人がビジネスプラン発表 埼玉

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 県は9日、さいたま市大宮区の大宮ソニックシティで女性農業者のビジネスプラン発表会を開いた。女性活躍を推進する県の「ウーマノミクスプロジェクト」の一環。女性ならではの視点でビジネスプランを創出することで、県内の農業を底上げする狙いがある。発表会には女性農業者18人が県内の企業や大学関係者を前に、独自のプランを披露した。

 発表会は女性農業者のほか、プランに対し投資する金融機関、商品を流通・販売する企業、大学の関係者ら約100人が集まった。

 県は平成28年度から、農業関連のコンサルティングを展開するパソナ農援隊に委託し、女性農業者が経営や商品開発を学ぶ「埼玉農業女子キャリアアップ講座」を実施している。30年度は昨年8月から分野別の研修のほか、視察、個別指導など計10回実施。9日は最終回で受講者がそれぞれのビジネスプランを発表した。

 春日部市の神田栄恵さんは精米時に振り分け、捨てられる「こざき」と呼ばれる「砕け米」を使った粉餅の開発を紹介。カレー粉などを混ぜたカラフルなデザインで、さまざまな味が楽しめる。今後はSNSを活用して販路を広げるという。神田さんは「新ビジネスで利益を増やし、息子に安心して継いでもらいたい」と話した。

 所沢市で263年続く農家を営み、サトイモを生産している横山美道さんは、捨ててしまう親イモを活用したチョコレートケーキを開発。横山さんは「サトイモを知り尽くした農家のケーキ販売をこれから広げたい」と意気込んだ。発表会では家族経営から組織経営への転換プランや販路拡大プランも紹介された。

 講座は今年度で3回目で、これまでに受講生のアイデアが大手菓子メーカーとのコラボ商品の開発につながったり、コンビニエンスストアの商品に採用されたりするなど活躍の場を広げている。県農業支援課の野口雄一郎副課長は「卒業生が増えて情報共有のネットワークも広がっている。農業女子の活躍を後押しし、県内農業をさらに発展させたい」と話している。 (黄金崎元)

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