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前橋女子高生死傷事故1年 現場付近で安全呼びかけ 歩道確保急ぐ

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 前橋市北代田町で自転車登校中の市立前橋高の女子生徒2人が80代の男が運転する乗用車にはねられ、死傷した事故は9日、発生から1年を迎えた。再発防止のため、学校では交通安全指導が強化され、県も現場周辺の歩道確保に向けた事業を進めているが、年明けの始業式の日に起きた悲劇がもたらした衝撃は消えないままだ。

 「ひどい現場だった。あのような事故は二度と起こらないでほしい」

 事故発生時に居合わせ、救護活動にあたったという女性(44)は花束を現場付近に供え、悲痛な面持ちで1年前を振り返った。

 負傷した生徒と知り合いだったという女性の娘(19)は「交通ルールを守っている人を巻き込む事故は絶対にあってはいけない」と声を振りしぼった。

 「事故後は特にシビアに交通安全指導に取り組んできた」と語るのは、市立前橋高の平田剛久教諭。事故に対し、「どうにもできない憤りを持っていた」と心境を明かし、「注意喚起を続けていきたい」と話した。

 この日、生徒の交通安全を守ろうと、前橋署は登校時間の午前7時半から約1時間、現場付近で街頭活動を行った。署員や交通関係団体の関係者ら28人がのぼりで交通安全を呼びかけ、白バイ7台がパトロールした。

 同署の担当者は、事故を契機に高齢者ドライバーの家族から運転免許の返納に関する相談が増えたと説明。「一人一人が意識しないと事故は防げない。警察としてできる指導取り締まりや啓発活動を続けていきたい」と力強く話した。

 県は事故後、現場付近から北側約1・2キロ区間で歩道を確保するための事業に着手。主管する県都市計画課によると、現在は一部の区間で地権者との交渉に取りかかっている段階だという。

 同課の担当者は「鋭意進めていきたい」としている。

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