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律令時代の公的施設発見 宮城、伝令の中継所か

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律令国家時代の公的施設跡が見つかった原遺跡の調査現場=2018年10月、宮城県岩沼市
律令国家時代の公的施設跡が見つかった原遺跡の調査現場=2018年10月、宮城県岩沼市

 宮城県岩沼市の玉崎地区にある原遺跡(飛鳥時代後半-平安時代前半)から、律令国家時代の公的施設跡が見つかった。中央の指令を伝える役人が馬を乗り継いだ「駅家」の可能性が高いという。これまで駅家と判明した遺跡は全国で兵庫県と茨城県の3カ所。当時の交通網や物流を考える貴重な手がかりとして、注目を集めている。

 平安時代の法令集「延喜式」には、全国約400カ所の駅家の所在地が書かれている。その一つ「玉前駅家」が、玉崎地区に存在すると、以前から考えられていた。岩沼市教育委員会が2016年、農地整備に伴って調査を開始。一辺約1メートルの柱穴列から建物跡と裏付けられ、また7世紀後半ごろに東海地方で作られたとみられるすずりが出土し、文字を使う役人がいたことが分かった。

 18年の調査では、建て替えられたとみられる掘っ立て柱建物跡が見つかった。当時の役所の建築様式に倣って真北を向いており、公的施設だった可能性が一気に高まった。市教委は今後も、土地の所有者と相談し、発掘調査を進めていくとしている。

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